ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

早春の馬見丘陵公園

朝の梅の花

 今日は木曜日で仕事が休みの日だ。天気が良く、気温も20℃くらいまで上がり、ゴールデンウィークあたりの気候になる様子。朝7時頃から散歩に出かける。今日は町の中を通って、いつも仕事に出かける時に通る公園のあたりをゆっくりと歩いた。仕事に行くときは横目で見るだけでゆっくり見る時間もないが。梅の花がかなり見ごろになっている。

公園の梅

 今朝は青空だったので、白梅もよく空の色に映えていた。

白梅もきれいに咲いている

 通勤コースから少し外れているが薬園八幡神社の梅もきれいに咲いていた。この神社は、奈良時代平城京の南にあった薬草園に建立されたという伝統ある神社だ。

薬園八幡神社の梅

 梅は開花の時期に幅がある。早いものは2月の上旬から咲いているが、今から見頃に近づくといったものもある。町の中を抜けていつもの田畑の中の散歩コースを歩くと、大きな梅の木に、またヒヨドリやメジロが集まっていた。

梅にヒヨドリ

馬見丘陵公園へ

 今日は馬見丘陵公園に出かけた。2月上旬に来てからひと月ほどたっている。この公園は、月に1回ほど足を運ぶが、季節の変わり目なので、この前とは風景にも変化があると予想していた。

 暖かく、さすがに日の光は春に変わっているが、まだ花は少ない。あと半月ほどすると桜のつぼみがほころび、ひと月するとチューリップが開花するのだろうが、まだエネルギーをためているところか。園内の何か所かで、チューリップの苗(芽出し球根)を植えておられるのを見た。この公園は、しっかりと管理された自然の美しさがある。

4月を待つチューリップ

 園内の池は、ほとんどオオバンだけになっていた。そろそろカモたちも旅立っていく季節なのだろうか。今日は気温が高いからか、池から出てひなたぼっこしているやつが多かった。相変わらず1羽だけバンが交じっている。

オオバンとバン

 黄色い花を一面につけた木を、園内のあちらこちらで見かけた。なんだろうと思って、帰ってから調べるとマンサクだった。春を告げる花として知られている花らしいが、私は知らなかった。60年以上生きてきて知らないことは多い。

マンサクの花

 中央エリアの奥にある梅林の方に行って見た。ひと月前に来た時にかなり咲いていたので、散り始めているのではないかと思っていたが、ちょうど満開という感じだった。近づくと芳香が漂ってくる。結構強い香りだ。

満開の梅林

 この公園の梅林は、あまり名所に数えられることはないが、かなりのものだ。紅白色とりどりで、しだれ梅もある。

真紅の梅

 赤い梅といっても、紅と表現するのがぴったりくる花から、うすいピンク色の桜と間違えそうな花まであり、白い梅もまっ白な花と、少し緑がかって見える花がある。

桜のような色合いの梅

 梅林の中をツグミがちょこちょこ歩いていた。冬鳥だが、いつまでいるのだろうか。この鳥はメジロやヒヨドリと違って花には興味を示さない。花びらが少し散っている地面を背景に1枚。

梅林のツグミ

 今日はチョウの姿も見た。タテハチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ。虫たちが姿を現すようになったらいよいよ春だ。

タテハチョウ