近つ飛鳥風土記の丘
3月も中旬だが、今年はまだ梅の季節が続いている。場所によっては、まだ咲き初めと行ったところもあるようだ。
今日は木曜日で仕事が休みの日なので、梅を見に出かけた。先週工事中で園内に入れなかった近つ飛鳥風土記の丘を再訪。
昨日は好天で、20℃ちかくまで気温が上がった。今日は曇り空で、昨日ほど暖かさは感じない。バイクで香芝から太子町に向かう。
風土記の丘の梅林は、大阪府立近つ飛鳥博物館のすぐ横にある。博物館の横にしだれ梅が咲いている。曇り空のせいか写りがいまいち。
梅林を歩くと、平日の割にはそこそこ人が来ていた。梅の咲き具合は七分咲きくらいだろうか。紅梅でも、濃い赤色をした梅の花が多い。
紅梅は曇り空でもくっきりとした印象を与えるが、白梅はやはり雲の色に同化してしまってあまりきれいに目に映らない。
これは近つ飛鳥博物館の階段の階段の脇に咲いている紅梅。この建物は建築家の安藤忠雄氏によって設計された建物で、上空から見ると前方後円墳の形をしているらしい。周囲の環境も含めて、景観の中心として安藤氏が力を入れて設計されたという。
梅林を歩いて行くと、少し小高くなったスペースにまだ小さなしだれ梅がいくつも植えてあった。しだれ梅は「枝垂れ」と書くが、が、品種によって枝の垂れ具合は違うようだ。柳のように枝が垂れているものもあるが、これはそれほどではない。
梅にメジロはつきもので、ここでもメジロが群がっているような木もあった。どちらかというとしだれ梅より普通の梅、紅梅より白梅の方が好みのようだ。
ヒヨドリも来ていた。この鳥も甘いものが好きで、秋は柿の実などをよくつついているので、梅の蜜も好きなのだろう。
園内を散策
梅林を出て、園内の散策路を歩いた。近つ飛鳥風土記の丘には「一須賀古墳群」という群集墳があり、見学できるよう整備されているものもある。散策路沿いには桜の木がたくさんあったが、まだつぼみにもなっていない。
上り下りのあるコースなのでいい運動になる。途中、展望台があったが、あいにくの曇り空で、あまり見通しがよくなかった。
古墳はこんな感じ。6世紀後半のものだ。博物館では、この古墳群からの出土品が展示されている。ちなみに、奈良県の飛鳥が「遠つ飛鳥」で、それに対してこのあたりが「近つ飛鳥」と呼ばれていたらしい。
風土記の丘を出て、帰りは香芝のブックオフに寄り、文庫本を3冊ほど買って帰宅した。