朝の散歩
土曜日の朝、今日は街中から城跡、堀端の道というコースで散歩した。金言がはってある寺の前を通ると、言葉が変わっていた。新しい金言は、瀬戸内寂聴さんのもののようだ。お亡くなりになってからもうすぐ1年になるが、つい最近まで執筆されていたような気がする。時の過ぎるのは早い、
歩いていると、東の空の雲間から朝日が顔を出す。この前の日曜の朝、城跡に来た時には、柿の実にヒヨドリやメジロが群がっていたのだが、今朝は1羽もいない。鳥も気まぐれだ。
堀にも冬の水鳥が
堀端の道を歩くと、冬の水鳥が数羽泳いでいた、群れをなしていっぺんにやってくるのではなく、気の早いやつが先陣を切って渡って来るのだろうか。今朝見たのはハシビロガモ。嘴を水につける独特の泳ぎかたをしている。
オオバンも1羽。首をひょこひょこ動かす、例のとぼけたような動きをしている。遠くにヒドリガモらしきものも1羽見えたが、うまく撮れなかった。
コスモスが咲く踏切にさしかかると、手前でまた遮断機が下りた。コスモスが咲き始めた頃から、このコースを歩くと列車が通過することが何回か連続している。特に列車の通過が多いわけでもないが、偶然はおもしろい。というわけで、またコスモスと近鉄電車の写真を1枚。
大阪環状線を歩く
紅葉が好きなので、11月になると紅葉がきれいなところに出歩いたりしているが、まだ少し早い。先週は大阪ベイエリアを歩いたが、ふと思いついたのが、大阪環状線を歩いて1周すること。ネットで調べると環状線1周は21㎞だが、線路上を歩くわけではないので、28㎞くらい歩くことになるようで、これはしんどい。景色も眺めながらぶらつきたいので、とりあえず半周してみることにした。
天王寺を起点にして、内回りで大阪まで行くことに。すべての駅の横を通り、できるだけ線路沿いの道を歩くというのを決めごとにして歩くことにした。大和路快速で、天王寺到着が9時半頃。
天王寺・寺田町・桃谷
天王寺駅の北口を出て、玉造筋の大通りと並行する、線路に沿った裏通りを歩く。駅のホームを右手に見るような形になる。コンクリートの壁にはおなじみのスプレーによる落書き。この落書きは、どこに書かれたものも同じように見える。想像力のない人間の頭の中はみんな同じなのかもしれない。
ホームの横を過ぎ、少し歩くともう寺田町の駅舎が見えてくる。この2駅間の距離は1㎞らしいが、その半分くらいの感じだ。寺田町は昔のままの古い駅舎で、下にドンキホーテの店舗がある。駅のすぐ前に大阪教育大付属中天王寺校の校舎が見える。フェンスがやけに高く、守衛がいるのは、21年前の附属中池田校での事件からだろうか。
寺田町から桃谷は、高架で鉄道が走るすぐ横の道を歩いた。この2駅間は距離は1.2㎞らしいが、かなり長く感じた。人通りは少ない。
桃谷駅は、比較的新しい時期に改装された感じがあった。コンビニやスーパー、カフェなどが揃ったビエラ桃谷という商業施設も入っている。
ここまででまだ3駅。先は長い。
☆其の二に続きます。