水曜日の朝
火曜日が仕事休みなので、水曜は週初めという感覚があり、週の中でもちょっと緊張気味になる朝である。いつもの通り近所を散策する。日々の変化がないかと周辺を見ながら歩く。今年の十月初めは、今のところ、朝の最低気温、日中の最高気温ともに平年より高めのようで、昨日なども昼ごろは歩いていて暑かったが、朝は快適だ。田畑の中の道を歩いていると、横の草原から小鳥の群れがさっと飛び立っていった。スズメよりは大きいのでムクドリだろうか。
柿博物館へ
さて、ここから昨日の続き。五條新町を出て吉野川を越え、山の方へ向かう。途中までは十津川方面に向かう道を進むが、左に曲がり、進んでいくと一の木ダムに出る。このダムは五條市の柿園に灌漑を行うための水源として作られた農業用利水ダムとのことで、まさに柿作りと結びついたダムである。
ダムから上り坂になった道を少し行ったところに柿博物館がある。やはり工事中で、柿の形をした建物の外観は見ることができなかった。中に入ると、柿関係の資料や様々な種類の柿の実の現物が展示してある。博物館と言っても柿限定なので、さっと室内をひと回りすれば終わりである。
一通り見終わった時、受付の女性が柿作りの紹介ビデオがあるが見ますかと声を掛けてくれた。館内に大きなスクリーンがあって、そこに映像が映るようになっている。時間を聞くと12分くらいだというので見せてもらった。新町の施設も、柿博物館も、なかなか案内の方が親切である。柿博物館を後にして、ちょっと遠回りになるがフルーツロードと命名された、柿やミカン畑が両側に広がる道を通って帰路に就いた。