8月終わりの日
今日で8月も最終日。さすがにいちばんの猛暑の時期は過ぎた感があるがまだまだ昼間は暑い。
今日は木曜日で仕事休みの日。いつもの通り朝の散歩に出かけるた。線路際にピンクのバラの花がくっきりとした色で咲いている。
貯水池にはこのところサギの群れがいつもたむろしている。これはダイサギとコサギ。
新沢千塚古墳群
どこか散策できるところへと、朝からバイクで出かけた。最初は藤原京から明日香方面へと思っていたのだが、そのあたりはちょくちょく行くところなので、24号線を南下している途中で気分が変わり、橿原神宮から西の方に向かった。このあたりは古墳群がある場所なのだが、あまり足を運んだことがなかった。
橿原神宮の東を通り、県道133号線を進むと、左側に鳥屋ミサンザイ古墳があるのでバイクをとめて寄ってみた。現在、ここは宣化天皇陵として宮内庁によって管理されている。
陵の手前にフェンス沿いにキバナコスモスが咲いていた。この花はメキシコ原産で普通のコスモスよりも花期が長く繁殖力が強い。
ここからまた133号線に戻り進むと。新沢千塚古墳群が道の両側、北と南に広がる。この古墳群の発掘調査は戦後すぐから始まり、遺物の出土も豊富だったが、「新沢千塚古墳群公園」として整備され、古墳群の中を散策できるようになったのはここ10年ほどのことだ。
道路の南側に駐車場があり、そこにバイクを停めた。駐車場の隣には休憩所兼農産物直売所がある。
その横には龍の頭のオブジェが設置してある。なぜ龍なのかは分からない。
古墳群は丘陵になった場所にあるので、雑木林の中の坂道を登っていく感じになる。道は地道だが、下草が刈られてよく整備されている。小さな古墳がぼこっと出ていて、古墳の前には説明のプレートが設置されている。
ビューポイントには展望台が何か所も設置されており、近所に住んでいたら散歩コースにちょうどいいと思えるような場所だった。
散策にはなかなかいい場所なのだが、さすがにこの季節、アップダウンの多い道を歩くと汗びっしょりになった。
歴史に憩う橿原市博物館
新沢千塚古墳群に隣接するように建っている「歴史に憩う橿原市博物館」にも入館してみた。この博物館は、小ぢんまりとしているが、展示は豊富で、一般の来館者にも分かるように、解説にも工夫がこらされていた。今は常設展以外に下のような企画展をやっていた。
私は別に考古学マニアというわけではないのだが、展示品がきれいに見やすく展示されていて、写真撮影もすべて可とのことで、満足度は高かった。ちなみに入館料は300円で、私はJAF割引で入ったので270円。
下の写真は企画展の展示で「つぼ」。
次は「かめ」。土器を見ても「つぼ」と「かめ」の違いなど素人はあまり意識しないが、解説を読むとなるほどと言う感じだった。