朝の鳥たち
木曜日で仕事休みの日。年間を通してあまり忙しい日はないのだが、さすがに年度初めは慌ただしく、ちょっとひと息という感じだ。週4日の仕事に体が慣れてしまうと、もう週5日には戻れない。働き始めた昭和の頃は、まだ土曜日も仕事があったが、それもはるか昔になった。
朝の散歩風景はあまり変わりばえしない。鳥の写真を2枚。まず田んぼにいたケリ。この鳥は縄張り意識が強く気が荒いらしいが、数羽でいっしょにいるのをよく見る。
ハクセキレイ。散歩コースにではいちばん見かける鳥。真っ白ではないのになぜかハクセキレイという。
石光寺に牡丹を見に行く
桜の季節が終わった。次の花はというと、牡丹とツツジが思い浮かぶ。ツツジはその辺に咲いていて、大衆的な花という感じがするが、牡丹はそれなりの場所に見に行くことになる。去年、初めて石光寺に行って花の多さに目を見張ったので、今年も足を運ぶことにした。寺のホームページでご住職が親切に情報発信しておられ、今ちょうど見ごろらしい。
牡丹は昼過ぎになると花に元気がなくなるというので、10時頃には着くように、少し早めに家を出た。天候はここ数日の初夏のような陽気と比べると、曇り空で気温もそれほど高くない。
石光寺に着くと、平日だが春牡丹のシーズンで、年配の方々を中心に人が多かった。山門を入ると咲いている大輪の牡丹の花が目に入る。受付の方が、今日はきれいに咲いていますよと教えてくれた。太陽が照り付ける日より、今日のような天気の方が、花に元気があるのだろう。
弥勒堂では、平成3年の発掘調査で見つかったという白鳳時代の弥勒石仏も開帳されていた。日本最古の石仏だという。撮影はNGだったので、写真はなし。
牡丹の話に戻ると、とにかく花が大きい。下の写真のピンクの花は、人の顔くらいあったのだが、写真で見ると大きさが伝わりにくい。
牡丹は色とりどりといっても、白から濃い赤紫の間に収まっている。バラやダリアのように黄色系の色がないので、色のパターンがそれほどあるわけではない。いくつか紹介する。まずワインレッドの牡丹。
次に白牡丹。真っ白な牡丹の花は数が少なかった。
真っ赤な牡丹。鮮やかな色で目立っていた。
庭にこんな感じで咲いている。奈良県で春牡丹といえば、長谷寺、當麻寺とこの石光寺だが、純粋に花を見るという点では、石光寺がいちばんだと思った。かなり丹精込めて育てておられるのだろう。
葛城山麓
石光寺を出た時、まだ昼前だったので、少し南に下りて葛城山の登山口の方までバイクで行ってみた。葛城山はツツジで有名で、5月中旬が見頃だ。ロープウェイ乗り場もまだシーズン前なので閑散としていた。
ただ、ロープウェイ乗場近くの植え込みには、一足早く真っ赤なツツジが咲いていた。
登山口付近では。オオデマリも咲きかけていた。まだ緑の花だが、これから白く変わっていくのだろう。辺りを少し歩いて帰路についた。