ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2024年 春の風景 ③

快適な朝

 今日は土曜日。いつものように朝の散歩に出かけた。冬場は朝が暗いが、4月も中旬になると、起きた時から周りが明るくなっているので気分がいい。一昨日の散歩の時、ナガミヒナゲシの花が咲いているのが目についたが、今朝はさらに勢いが増していた。淡い色合いをしているが、繁殖力が強い花なのだろう。

勢いを増したナガミヒナゲシ

 畑には、エンドウの花が咲いている。白とピンクがあるが、これは白い花。春になると畑の中も色づいてくる。

エンドウの花

山の方へ

 絶好の天気なので、久しぶりに山の方に行くことにした。奈良から三重の方に続く大和高原はのんびりとして好きな場所だが、寒い季節は道が凍結するのでバイクではとても走れない。

 名阪国道の横の側道を上り、やまなみロードから室生の方に向かうという心づもりで家を出た。途中、都祁に向かう手前、福住のあたりで、道の脇にしだれ桜がやけにきれいに咲いている場所があったので、バイクをとめて寄ってみた。

きれいなしだれ桜が

 お寺があり、西念寺と書かれた石碑が立っている。この道は今まで何回となく通ったのだが、こんなにきれいな桜があるとは知らなかった。後で調べると、地元では桜の名所として知られているらしい。今日も、ツーリングの途中に寄って写真を撮っている人がいた。

山門に桜

 寺の前の桜を見た後、東に名阪国道沿いを走り、やまなみロードに出る。天気がよくゴールデンウィーク頃の気候で快適だ。桜もあちらこちらで咲いていて、山の方は少し開花が遅いのか、まだ散り始めていないようだった、

 国道を越えて室生の方に出ると、道の脇にたくさんの案山子が見える。地元の方の手作りらしい。最初に見た時はぎょっとしたが、もう見慣れた風景になっている。

案山子の軍団が立ち並ぶ

室生山上公園芸術の森

 室生寺の周辺まで来ると、好天の土曜とあって人の姿が多い。桜はすでに盛りを過ぎている感じだった。今日の目的地は室生山上公園芸術の森。ここは気候のいい時、春と秋くらいにいつも訪れ、のんびりと散策して帰る。

 北ゲートに向かおうと坂道を上っていると、途中に、ちょっと散り始めたくらいだが、桜がきれいに咲いている場所があった。

室生の桜

 芸術の森に到着すると、駐車場に車がかなりとまっている。春になり訪れる人も多いのだろう。今日は春の光のせいか、公園内のオブジェが普段よりくっきりと鮮やかに見える気がした。

 これはいちばん人気のあるオブジェの「螺旋の水路」。ここではいつも誰かが前に立って写真を撮っている。合間を縫って1枚。

螺旋の水路

 これは「ステージの島」と呼ばれるオブジェ。円形の場所は、野外ステージとしてイベントもできるらしい。

ステージの島

 これは「ピラミッドの島」。ここに来たらいつも撮っているが、今日はちょっと角度を変えて。

ピラミッドの島

 これは「天文の塔」。背後にちょっと桜が見える。園内を歩いていると、鳥やカエルの鳴き声が聞こえる。春を実感できた日だった。

天文の塔