朝の風景
連休後半2日目も好天で、気温はさらに上がりそうだ。今日は朝食前の6時過ぎから朝の散歩に出かけた。季節の推移とともに、いつの間にか姿を消しているものがいる。例えばツグミという鳥。冬から春先、田畑の中の道を歩いていると、地面をちょこちょこ歩き回っているのをしばしば目にした。4月半ばころまでは見ていたように思うが、ここのところまったく姿を見ない。普通に見かける鳥だが、渡り鳥だということを改めて意識する。
ハクセキレイが貯水池の横にとまっていた。池の多い場所なのでいつも姿を見かける。昔からセキレイと言えば黄色いイメージだったのだが、散歩中にキセキレイはほとんど見たことがない。数が少ない鳥なのか、場所を選ぶのか。
用水路にカエルが大量に発生しており、横を歩くとチャポチャポと音を立てて水の中に潜っていく。先日見たウシガエルよりはずっと小さい、よく見かけるカエルだ。ツチガエルだろうか。
なるかわ園地へ
今日は前々からゴールデンウィーク後半に行こうと思っていた、大阪府民の森なるかわ園地に足を運んだ。3月中旬に行った時と同じように、矢田自然公園子どもの森の北側から矢田丘陵を越え、国道308号線から暗峠を越えていくというショートカットルートだ。連休で好天とあって、暗峠のあたりから、リュックサックを背負ったハイカーが目立つ。
園地の入口を入ったところの紫陽花の葉に、トンボがとまっていた。細いトンボで、緑色の光沢のある体をしている。帰ってから調べたら、ニホンカワトンボかアサヒナカワトンボのどちらかのようだ。この2つはよく似ているので、私には判別できなかった。(この写真で分かる方がおられたらご教授ください。)
連休でツツジのシーズンということで、園地内にも人が多い。私もツツジの見ごろに合わせて来たので、考えることは同じなのだろう。ツツジ園はさすがに見事だった。4月後半から色々な場所でツツジを見ているが、2500株というからすばらしい。
ツツジの花に黒いアゲハチョウがとまっていた。新緑と花の色と黒のコントラストがきれいだったので、写真に撮った。何枚かのうち、かろうじて1枚だけなんとかチョウにピントが合ったので紹介。
ツツジ園からずっと坂を上っていくと「僕らの広場」という園地内でいちばん高い場所に出る。ここは大阪の街が一望できる絶景スポットである。晴れていたが、大阪方面は少し靄がかかったようでクリアには見えなかった。
ここにもツツジが植えてあった。ツツジ園のツツジは「ヒラドツツジ」といういちばんよく見る種類だが、ここには「本キリシマツツジ」と「オンツツジ」という、ともに真っ赤な花が咲いていた。オンツツジの方は、少し離れて見ると秋の鮮やかな紅葉のようだった。
なるかわ園地を出て、帰りにどこか寄ろうかと思っていたが、上り下りの多い園地内を歩き結構足が疲れたので、無理せず帰宅した。