ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

ぬかた園地の紫陽花

雨の予感

 朝から相変わらずの曇り空。昨日までの予報では、雨は降らないようだったが、今朝の天気予報を見ると、南からの雨雲が近畿中部にもやってくるとのこと。今日は南の方に少し遠出しようと思っていたが予定変更する。

 朝の散歩は城跡から堀端の道を回るコースを歩いた。城跡の高い場所からの遠景も曇り空で見通しが悪い。下の写真の山の切れ目のあたりに名阪国道が走っているはずなのだが。

東の山々もぼんやり曇っている

 木に、ピンクの細い針のような花が咲いている。見たことがある花だが、名前を知らなかった。写真に撮って帰ってから調べる。ネムノキ(合歓木)だった。よく聞く名前なのに、この年までどんな木か知らなかったとははずかしい。ちなみに「ネム」の名は夜になると葉が合わさって閉じて眠るように見えることに由来し、漢字の「合歓」は、中国でネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものだという。

ネムノキ

ぬかた園地アジサイ園へ

 今日は大阪府民の森ぬかた園地のアジサイ園に足を運んだ。矢田自然公園子どもの森の北側から矢田丘陵、暗峠を越えていくというショートカットルートを通ると早く着く。ブログを見返すと去年は6月22日に来ていて、紫陽花がちょうど見頃だった。

 国道308号線に乗り暗峠が近づくと、風が肌寒く感じる。高い場所にあるので気温が少し低いのだろう。暗峠の石畳を過ぎ、下り坂を少し進み、右手の方にさらにバイクを走らせるとぬかた園地の入口に着く。そこからはバイクや自転車は入れないので、バイクを置いて歩く。

ぬかた園地の中の道

 紫陽花の季節とあって、園内に人は多かった。いかにも山歩きといった服装にリュックを背負ったグループや、スポーツウェアを来てランニングをしている人もいる。アジサイ園までの道には花が咲いていることもない。ところどころに案内の道標があり、目的地までの道のりを教えてくれる。

道標

 入口から20分ほど歩くと、紫陽花の花が道路脇に見え始め、アジサイ園に入る。ここには2万5千株の紫陽花が植えられているというからたいしたものだ。なるかわ園地のツツジと並んで府民の森の看板になっているのだが、今日は少し時期が早い感じだった。1週間後くらいがいちばんの見頃だろうか。青い花は結構咲いていたが、赤い花はまだ色づき始めといったところだった。

青い紫陽花

赤い紫陽花

 ここの紫陽花は30種類あるそうだ。細かい分類までは分からないが、きれいだと思ったのが、白いガクアジサイの花びらが大きめのもの。それから白に花びらの周囲が赤いガクアジサイもよかった。ベニガクという表示があった。

白いガクアジサイ

ベニガク

 最後に1枚。ガクアジサイにとまっていた昆虫。キリギリスの一種だろうか。梅雨の花に秋の虫。こんなことを思いながら散策していると昼頃になった。雨の来る前にと思い帰路についたが、結局雨はこなかった。

花の上に虫が1匹