ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

高野山の麓、九度山に行ってきた

ゴールデンウィーク後半

 今日からゴールデンウィーク後半になる。天気はずっといいが、今日は気温が低めのようだ。もちろん春先の寒さとは違い、朝から外を歩くとちょうどいい。

 ある家の前に真っ赤なバラが色鮮やかに咲いていた。バラはどの季節でも咲いている印象があるが、5月上旬から6月がいちばんの見頃だろう。赤という色は目立つので、赤い花が多いように思うが、自然界全体で見ると白色系、黄色系の花の方が多いようだ。もちろん観賞用の花となれば比率は変わってくるのだろう。

真っ赤なバラの花

 田畑の中の道を歩く。最近鋭い声で鳴くケリの声がよく聞こえる。この鳥は鳴き声のイメージ通り、気性の荒い鳥だという。近寄るとすぐ飛び立つので近くから写真は撮れないが、足が長いので遠目からでもこの鳥と分かる。

あぜ道に立つ2羽のケリ

九度山へ

 今日は和歌山方面に遠出をしてみることにした。高野山へはバイクで登ったことがあるが、その麓の九度山は、道の駅で休憩するくらいでゆっくり散策したことがない。そこで今日は九度山に行くことにした。ここは真田家にゆかりのある地とされ、観光もそのあたりを前面に出している感がある。歴史にはあまり詳しくないのだが、そこにも少し興味があった。

 バイクで国道24号線を南下して、橋本の辺りで左折して紀の川を越え、そこからは国道370号線を南海高野線を左手に見て走る。紀伊清水駅のところでバイクを止めて少しぶらついた。無人駅である。

紀伊清水駅

 紀伊清水駅の次は学文路駅。学文路と書いて「かむろ」と読む。さすがにこれは知らないと読めない。この駅の入場券は受験のお守りとして、受験シーズンには特別販売されるらしい。 

手作り感あふれる案内図(紀伊清水駅前)

九度山の町を歩く

 橋本市から九度山町に入り、道の駅「柿の郷くどやま」にバイクを置く。連休とあってかなりの人出だ。九度山町では、「町家の人形めぐり」というイベントをこの季節にやっていて、道の駅にもたくさんのひな人形が飾ってあった。

数多くのひな人形

 道の駅を出て橋を渡ると、丹生川の川幅いっぱいに鯉のぼりが泳いでいる。これも九度山の名物の一つだろう。連休とあって川べりも子ども連れの人たちでいっぱいになっている。

川いっぱいの鯉のぼり

 九度山の町を歩くと、町家の外から見える場所にひな人形が飾ってある。昔ながらの人形もあれば、手作りのひな人形もあり、住む人たちで町の観光を盛り上げていこうという雰囲気が分かる。ポスターが貼ってあり、明後日の5月5日は真田まつりが行われるようだ。

手作りのひな人形も

真田家と九度山

 町には真田ミュージアムという施設があり、昌幸、幸村、大助の真田家三代と九度山とのつながりがよく分かる。関ヶ原で西軍が破れ、昌幸、幸村父子が蟄居生活を送ったのがこの地なのである。その後、幸村と子の大助は大阪の陣で豊臣家と運命を共にして散っていくことになる。

 九度山駅や真田家の屋敷跡である真田庵などにも立ち寄り、散策していると2時過ぎになったので、帰路に就いた。

真田庵 ここで真田父子は雌伏生活を送った

九度山駅にも六文銭のマーク