ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2024年 春の風景 ⑤

雨模様の日曜日

 今日は天気が崩れるという予報が出ている。朝の10時頃から降り出して日中はずっと本降りになるようだ。あまりぶらっと外出する気にもならないなと思い、朝の散歩を少し長めにすることにした。

 まず城跡の方からのコースをぐるりと歩く。途中の藤棚に藤の花が見える。これも今からの季節の花だ。茶色く年季の入った鉄製の枠によく花が合っている。

藤の花

 そのすぐ横には、まだ椿の花が1輪だけきれいに残っていた。赤い花だからなおさらだが、花の部分だけが空間にくっきりと浮き出たように見える。

椿の花

 城址会館に向かう途中の堀の横につつじが咲いている。先週の日曜に通った時はまだ少し花が開きかけたものがちらほらといいった感じだったのだが、1週間でかなり開花が進んだ。

開花が進むツツジ

 これは街中の植え込みなどにもいちばんよく見られるヒラドツツジという品種で、上の写真のような濃いピンクのものと、薄いピンク、白の3種類の色がある。昨日の水生公園みずの森では、白い花の中に色のついた花が交じりきれいな模様になっていた。

薄いピンクの花

白い花

 城址会館前から延びている遊歩道の方には真っ赤なツツジが咲いていた。これはキリシマツツジというやつで、花が小さい。

キリシマツツジ

まだ冬鳥が

 城址会館前の芝生の上ではツグミが歩いていた。もう4月も終わりに近づいているのに冬鳥のツグミを普通に見かける。

まだいるツグミ

 カモのいる堀端の道を歩くと、先週はヒドリガモがまだ20羽以上残っていたのが、ほとんどいなくなっていて4羽だけになっていた。2羽がつがいで並んでいる。オシドリ夫婦という言葉があるが、これを見るとヒドリガモ夫婦でもかまわない。

ヒドリガモ夫婦

 城跡の方から、今日は平日に歩く田畑の中のコースも歩いた。あまり風景に変化はないが、塀の横に生えているウキツリボクの花が増え、赤い色が鮮やかになっていた。ほぼ1年中咲いているのだが、今からがシーズンなのだろう。

 家に帰ると空が今にも降りそうな感じに曇っている。今日は朝の散歩だけで出歩かないことにした。

ウキツリボク