初夏に
晩春と初夏の境目といってもはっきりしないが、暦で区切ると5月から初夏という感じがする。朝の散歩は城跡の方を歩いた。散歩コースのお寺の前の金言が、月が変わったタイミングで張り替えられている。今回は、あまりにもストレート過ぎていまいちという気がする。
夜明けが早くなり、もう5時台なのにすっかり明るい。これは朝の空気の中の郡山城跡。堀を隔てたところを回っている散策路から見たところ。
今週の月曜のブログに、満開のツツジの写真を上げたが、今朝見るとかなり色が変わっていた。下の写真は手前にキリシマツツジ、奥にヒラドツツジがきれいに咲いていた散策路の脇の植え込み。4日前と全然違う。ツツジの花は開花期間が長いという印象があったが、意外とそうでもないのかもしれない。
青山高原へ
今日は天気がいいので、遠出してみようと思い、青山高原の方面に行くことにした。このあたりまで足を運ぶのは3年前の6月以来だ。青山高原から榊原温泉に抜け、名松線に沿って伊勢奥津まで出るという予定で家を出た。
県道80号線を進み、そこから国道165号線に出る。近鉄の線路に並行するように道路が通っているが、数年前と風景は変わらない。道ばたにある営業をやめた食堂跡もそのまま残っている。取り壊して跡地に何か建てるといった場所でもないのだろう。
道沿いにある近鉄西青山の駅を過ぎて少し進むと、右手に青山高原に出る道が分かれているので、そちらに進む。坂を上って行くにつれて、標高が上がって行くためか気温が下がって行くのが感じられる。「伊勢湾ビューポイント」という看板がある場所に入ってみた。ここは店もあり、立ち寄っている人も多い。
ビューポイントから下界を眺めてみた。いい景色ではあるが、薄曇りの感じで伊勢湾は見えなかった。
青山高原は、風力発電機の大型風車が立ち並んでいることで知られている。現場で見るとなかなか壮観なのだが、写真に撮って後で見るとそれほどでもない。撮り方がよくないのだろうか。
次の写真は違う場所で、風車の真下から見たもの。周囲になにもないと写真で見て大きさの感覚が分からない。
榊原温泉
青山高原の道をそのまま直進すると榊原温泉に入る。榊原温泉は昔は泉質がいいということで人気の温泉だったが、今は湯の山温泉と同じくすっかりさびれていて、湯本榊原館と旅館清少納言があるあたりの一角だけがなんとか生き残っている。
そこから、かつては温泉街の中心であっただろう場所を散策してみた。3年前に来た時と同じで、営業をやめた旅館が時間が止まったかのように、荒廃したままの姿で残っているのはわびしい。
伊勢奥津
榊原温泉を出て、予定通り帰りは伊勢奥津回りで帰った。今日は駅に名松線の列車が停まっていた。2時間に1本のダイヤだ。
これは後ろから撮った写真。ローカル線の雰囲気があっていい感じ。
帰りは御杖村の方を回って帰宅。気持ちいい1日だった。