冬の終わり
今年は閏年なので1日多いが、1月と比べると2月は早く過ぎた感じがする。今日で2月が終わり、気分的にも冬が終わり春になる。
木曜日は仕事休みの日なので、ゆっくりと朝の散歩に出かけた。天気予報では今日は午後から雨模様のようだ。前を通るお寺の掲示板に張ってある金言が変わっていた。今回はアフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の言葉。
季節の花と鳥
今日は城跡の方をずっと回って歩いた。途中の小さな公園に、1本だけ白い山茶花の木がある。この木は開花がかなり早く、12月初めにはかなり花が開いていたのだが、今日通りかかると、まだ少し花が残っていた。まるまる3か月咲いていることいなる。息の長い花だ。
山茶花の咲いている近くの木の梢にはツグミが数羽とまっていた。冬鳥なので、今年の見おさめも近いのだろう。
郡山城跡追手門前の大きな鉢に植えられた梅は、先週、左側の紅梅はまだこれからという感じだったが、今日はいい感じに咲いていた。1週間で花の姿はかなり変わっていく。
一方で、城址会館前のしだれ梅は、かなり散りかけていた。去年のブログを見返してみると、3月5日に満開だったので、おそらく去年より10日ほど早いのではないか。去年の梅が少し遅めで、今年が早めなので違いがより大きくなったのだろう。こういうとき、ブログは備忘録としても役立つ。
城址会館から本丸跡の方に向かって歩く途中の芝生に、紅梅が咲いていた。曇り空にも鮮やかなしっかりとした分厚い花だ。梅の種類はよく知らないが、八重寒紅梅というのだろうか。
そのまま城跡から、堀端の道といういつものコースを歩いた。堀のカモも、いつもの年より数が減るのが早い。真冬は池いっぱいに群れをなしていたヒドリガモも、ぱらぱらと数羽ずつ分かれて泳いでいる。ハシビロガモも数が減り、ぐるぐる回るのも、2羽くらいで小さく回っているのだった。
追分梅林
午前中はなんとか曇り空だが天気が持ちそうなので、近場で外出しようと、思いついたのが追分梅林。ここはかつて梅の名所としてにぎわっていた場所だったが、十数年前に土壌の悪化からほとんどの木が枯死し、閉園となっていたのを、地元の方々の力で復活したという梅林だ。
観梅会は土日祝だけだということでがらんとした雰囲気だったが、カメラを持った人がちらほらと歩いている。入口の石碑の横の紅梅が色鮮やかに咲いていた。
入口近くには、まだ植えられて年が浅いと思われる梅の花が咲いていた。
そこからは斜面になっており、下には高速道路が通っている。その斜面の梅の花だが、紅梅と白梅がうまく交じってきれいだった。こちらの梅は上の梅より年季が入った感じだった。
まだこれからさらに整備が進んでいくだろうが、身近な場所にある梅の名所が復活したのはすばらしいことだと思った。