ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2024 春の琵琶湖

琵琶湖方面へ

 好天の土曜日。明日はちょっと雨模様らしいので、遠出することにして、琵琶湖方面に足を運んだ。目的地は湖南の琵琶湖博物館がある烏丸半島のあたり。道中の景色もいいし、気候のよい日に散策するのは気持ちがいい。

 バイクで北上し、瀬田川の南郷洗堰のそばのアクア琵琶の横にバイクを置いて休憩。この方面に出てくるときはいつもの行動パターンだが、このあたりの風景が気に入っているのだった。

南郷洗堰のあたりの風景

 川べりを歩くと春の風が心地よい。釣りをしている人がちらほらいた。のどかな光景だ。今日は晴天だが薄く雲がかかっているような空模様だった。

川べりを歩く

 冬場は何種類かの水鳥が泳いでいるのだが、今日泳いでいたのはオオバンだけだった。オオバンはかなりの数がいた。オオバンは渡り鳥のはずなのだが、まだ悠々と残っている。

瀬田川のオオバン

烏丸半島へ

 南郷洗堰のあたりから夕照の道をさらに北上するとやがて瀬田川から琵琶湖になる。そのまま湖を左手に見て走って行くと、矢橋帰帆島を通り、湖岸に突き出た烏丸半島と呼ばれる場所に着く。このあたりの湖岸の道はさざなみ街道と呼ばれ、ずっと湖北まで続く。夕照の道といい、ざざなみ街道といい、なかなかきれいな名だが、風景もそれに見合っている。

 琵琶湖博物館の駐輪場にバイクを置き、湖岸を歩き、その先にある水生公園みずの森に入ることにした。湖岸の景色はいい。

烏丸半島の湖岸の景色

 水生公園みずの森は、季節の花が美しく咲いている。入場券は300円のところJAF割引で250円。ここはスイレンがきれいで、6月から7月がシーズンだが、それ以外の季節も見どころは多い。

 入口近くに咲いていた、やけにくっきりした印象の花。「オステオスベルマム・ピンクアイビューティー」というやたらと長い名前がプレートに記されていた。

オステオスペルマム・ピンクアイビューティー

 ロータス館に入ると、「和紙で作った光花展示」という企画展をホールでやっていた。下の写真のような幻想的な展示で、和紙で作られた花をモチーフにした灯篭とのこと。

光花①

 美しい展示だったので、見ることができてよかった。開催は4月21日までだったので、来週来ていたら見られないところだった。私はあまり下調べしない方なので、たまたま来た時にいい展示をやっているとうれしくなる。

光花②

光花③

 シーズンにはまだ早いが、温室では1年中スイレンが咲いている。スイレンは実物もきれいだが、写真写りがいい花という感じがする。

温室のスイレン①

 シーズンには、外の池にもスイレンの花が咲く。去年は6月に来たので、園内がスイレンでいっぱいになっていた。

温室のスイレン②

 園内をぐるりと散策。桜が終わったところで、花菖蒲や紫陽花の季節には少し早い時期だが、それなりに季節の花が咲いていた。ツツジが咲き揃っている場所があり、白い花の中に赤い花が交じっているのが、模様のようできれいだった。

 気温も高くなりすぎず、なかなか心地よい日だった。

ツツジの花