ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

初冬の琵琶湖方面へ

あたたかい週末

 今日は気温が20℃近くまで上がるらしい、あたたかい週末となりそうだ。少し遅めに、7時半頃から朝の散歩に出かける。散歩コースの広めの池にカイツブリが5羽ほど泳いでいた。カメラを向けるとすぐに水に潜るのだが、隙をついて1枚。

カイツブリ

 道の脇のフェンスの網目から顔をのぞかせるようにして、赤色の花が咲いていた。マツバギクの一種だろうか。今ごろ咲くのかと思った。冬景色の中で、そこだけやけにくっきりとした色が際立っていた。

マツバギク

 目の前の線路を近鉄特急が走り去っていく。朝の7時台ということで観光シーズンでもないし、乗客はほとんど乗っていない。近鉄特急も、昭和の黄色と青を基調にしたデザインから白が多くなって垢抜けしたが、昔の色もなつかしい。

近鉄特急

 貯水池の縁には猫の姿。この猫は時々この場所で姿を見る。猫はつながれていなくても、同じ場所に同じような姿勢でいることが多い。

いつもの猫

琵琶湖方面へ

 暖かい日になりそうなので、琵琶湖方面に足を運んだ。気が向けば烏丸半島あたりまでと思っていたが、結局矢橋帰帆島公園までで戻った。暖かいといっても、初冬なので日暮れも早いし、薄暗くなるまでに帰ろうと思うと、そこまで遠出する気にはならない。

 この方面に出かける時はいつもそうだが、瀬田川の南郷洗堰があるアクア琵琶のところにバイクを置いて休憩する。今日は晴天だったので瀬田川の風景もきれいだった。

南郷洗堰のあたり

 アクア琵琶に入館して少し見て回った。琵琶湖の治水や水環境についての展示が豊富で、小学生の学習などに焦点を当てた施設だが、入館料無料で内容は充実している。

アクア琵琶

 下の写真は昔の南郷洗堰の実物大模型だが、よくできている。ここに来るといつもこの写真を撮りたくなるのだった。

旧南郷洗堰の実物大模型

 瀬田川沿いの遊歩道を歩いた。このあたりの風景が好きで、特に晴天の日は、歩いていると気分がいい。水面に風景が水鏡となって映っている。

瀬田川沿いの遊歩道を歩く

 このあたりに来るのはもう少し暖かい時期が多いので、この季節の川の風景を見ることはなかったのだが、水鳥がたくさん泳いでいた。下の写真はホシハジロとオオバン。仲良く近くで餌をあさっている。

ホシハジロとオオバン

 川べりにはハクセキレイもいた。水辺がよく似合う鳥だ。

ハクセキレイ

 今日はこの後、アクア琵琶から道をはさんで向かいにある南郷水産センターに寄ってから、矢橋帰帆島公園のあたりまで行った。琵琶湖の水位が低下しているということだが、そういえば瀬田川の水位も低いようだった。下の写真は矢橋帰帆島公園から見た眺め。このあたりはまだ琵琶湖の入口なので、対岸が見える。

 気温は17℃くらいまで上がっただろうか。昼間は川べりや湖畔を歩くのにちょうどいい気候だった。

琵琶湖の眺め