ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

瀬田川から琵琶湖へ ~ 其の一

夏の終わり

 8月最後の土曜日。以前なら、小学生がそろそろ夏休みも終わりかと寂しさを覚える頃だが、今はたいてい2学期が始まっている。昨日も仕事に行く時、登校中の小学生といっしょだった。8月の新学期と言うのはやはり違和感がある。

 青空と薄い雲が微妙に入り交じったという空模様。秋を感じさせる雲というわけでもない。いつもの通り散歩にでかけた。

今朝の空

 今朝は街の中から、毎朝仕事に行くとき通っている公園の遊歩道を抜けて行くようにして歩いた。百日紅を撮ってみたが、空がきれいな青空でないのでいまいちぱっとしない。塀の向こうに見える寺のお堂の写真でも1枚。

寺の建物が見える

 近くのマンションの入口の前に置いてあるプランターの花がきれいだった。こういった花は誰が世話をしているのだろうか。毎日の行き帰りに花があるだけでも気分は違うだろうと思った。

マンションの前の花

瀬田川から琵琶湖へ

 今日は少し北の方に遠出したくなった。バイクで琵琶湖の見えるあたりまで行こうと北上する。天気はカンカン照りではなく、気温もそう高くないので走っていて快適だ。いつもどおり通行量の多い国道24号線を避けてJR奈良線沿いの裏道を行き、そこから307号線に入り宇治田原経由で北上する。

 京都府から滋賀県に入る手前あたりに、「猿丸神社」と書かれた大きな看板がある。ここを通る時はいつも素通りしていたが、今日はなぜかお参りしてみる気になった。

猿丸神社

 猿丸といえば歌人の猿丸太夫の名前しか知らなかったが、この神社の祭神がその猿丸太夫だ。「瘤取り」「癌封じ」の効験で昔から知られていたらしい。これは帰ってから調べて分かったので、お参りする時は別段意識していなかった。ご利益はあるのだろうか。

 社殿の前に、普通なら狛犬が置かれているのだが、猿丸神社だけあって、ここではそれが猿だった。

猿丸神社には狛犬はなく猿

 おみくじやお守りなども猿仕様になっていた。神社横にあるお手洗いの手水鉢にも年季の入った猿が鎮座していたのがおもしろかった。

手水鉢にも猿が

アクア琵琶

 猿丸神社を出て、走っていくと道は瀬田川を渡り、そのまま瀬田川を右に見ながら北上していくことになる。3㎞ほど行き橋を渡るとアクア琵琶の建物が見える。このあたりの景観が好きなので、この方面に来るときはいつもここにバイクを置いてひと休みすることにしている。

アクア琵琶

 この前来た時は、コロナの関係で入館できなかったが、今日は開館していたので入ってみた。ここでは琵琶湖の姿や治水のことなどを紹介しており、公共の施設なので入場無料である。ずっと以前に来た時に比べて展示や映像コンテンツも充実していた。

 この施設の目の前にある瀬田川旧洗堰は明治の終わりごろ作られ、琵琶湖の治水に大きく貢献したという。下の写真は洗堰で作業する人々の姿を立体的に表した展示。

旧瀬田川洗堰で作業する人々

 この施設で半日ほど過ごせば琵琶湖博士になれそうだ。子どもにとってもなかなかいい施設だと思ったが、琵琶湖博士になりたい子どもがどれだけいるかがネックかもしれない。

シンボルキャラクターのビワズとアクア

☆其の二に続きます!