ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2024年 冬の風景 ⑨

 節分

 今日は2月3日で節分。2月の寒さはそれほど厳しくないようだ。今日は土曜日だが、用事で昼過ぎまで家にいなくてはいけない。朝の散歩にはいつも通り出かける。城跡の方を回るコースを歩いた。

 途中の小さな公園に白い山茶花が咲いている。12月初めにはすでに咲いていたのだが、まだ花が残っている。山茶花は咲き初めからすでに地面に花びらが散っているが、いつまでも花がなくならない。後ろを近鉄電車が走って行く。

山茶花の後ろを通る近鉄電車

 城跡では、2月初めから盆梅展が開かれる。今日が初日のようだ。今の時期になると、いつもこの看板が出る。

盆梅展

 城址会館の前のしだれ梅は満開になると華やかで美しいが、まだほとんど花の色が見えない。見ごろは3月初めなのでひと月ほど先になる。

しだれ梅はこれから

 堀端の道を歩くと水仙の花が咲いていた。代表的な冬の花だが、あまり目立たず咲いているという感じがする。

堀端の水仙の花

 堀にはいつものヒドリガモとハシビロガモ。ハシビロガモの数が少し増え、特徴的なぐるぐる回りをしていた。これは水中の餌を採っているのだが、おもしろい動作に見える。10羽以上の群れでやっている時もあるし、1、2羽で回っているときもある。

ぐるぐる回り

奈良公園を歩く

 2時頃に用事も終わったので、ちょっと外出。奈良の町を歩いた。JRの奈良から三条通りに出て、猿沢池、興福寺横から奈良公園というよく歩くルート。土曜日なので奈良公園は人が多かった。鹿も相変わらずたむろしているが、朝から鹿せんべいを充分もらったのか、子どもが食べさせようとしても寄っていかない。

奈良公園の鹿

 春日大社の参道入口まで来ると、きらびやかに節分の万燈籠の飾りが光っている。境内の三千基の燈籠に火をともして諸願成就を祈願するという行事。灯がともるのは6時頃からなので今日はそのまま通り過ぎた。

節分万燈籠

 その後、飛火野から浮見堂の方を通って帰った。飛火野のあたりまで来ると人も少ない。広々とした芝生に鹿が数匹草を食べている。ちょうどいい運動になった。

飛火野