ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2024年 冬の風景 ②

日曜日の朝

 今日は日曜日。昨日かなり歩いたのでゆっくり過ごすことにする。朝からいつもの朝の散歩。城跡から堀端の道というコースを歩いた。今は1年の間でいちばん夜明けが遅い時期だ。なかなか明るくなってくれない。

城跡

 散歩コースの公園はまだ工事中で立ち入り禁止。今まであった遊具などが取り外された中、山茶花の花だけが赤く咲いている。

山茶花は見頃

 カモのいる堀では、ヒドリガモとハシビロガモが泳いでいる。遠くの石垣のところに白いサギと黒いカワウ。いつもの情景。

いつものヒドリガモ

大和民俗公園

 午前中の間に少し歩こうと、大和民俗公園に。園内をぐるりと一周した。久しぶりに県立民俗博物館にも入った。常設展の外に、去年の9月から始まった「奈良のくすりの歴史を知ろう」という特別展示が1月14日まで開催されていた。

「奈良のくすりの歴史を知ろう」

 売薬と言えば富山が有名だが、奈良県でも江戸時代に置き薬の産業が始まり、大和売薬として広まっていったという。こういった人々の生活の匂いが伝わってくるような展示はなかなかいい。

行商の持ち物

 大和民俗公園には梅林がある。梅の花の開花はひと月以上先だが、蝋梅がきれいに咲いていた。青空に黄色の花が映えている。今の季節、山茶花だけでなくこの花もあったのかと気づいたのだった。

蝋梅の花

大阪市立自然史博物館

 ここから昨日の続きを少し。

 長居公園の植物園の中にある大阪市立自然史博物館に入ってきた。植物園と合わせて入館料300円と安く入れる施設なのだが、なかなか充実していた。

大阪市立自然史博物館

 入館したら目の前に現れるのが下の像。右がナウマンゾウ、左がヤベオオツノジカというすでに絶滅した大型のシカ。

ナウマンゾウとヤベオオツノシカ

 展示室が複数あり、展示内容もなかなか豊富だった。特に印象的だったのが「地球と生命の歴史」をテーマにした第2展示室。まず、部屋の中央に据えられた大昔の像や恐竜の骨格見本が目を引く。

「地球と生命の歴史」をテーマに

 展示物も、大阪で発見された化石などがあり、なかなかよかった。こういう博物館を見て、こういう分野の研究に興味を持つ子どもが出てくるのかもしれない。

展示①

展示②