ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2023年 夏の風景 ①

夏の風景

 日曜日の朝。ここしばらく猛暑が続く様子。今からが1年間でいちばん暑い時期で、しかも平年より気温が高いという。

 朝の散歩は城跡から堀端の道という少し長めのコースを歩く。大雨の後、堀の蓮の花がすっかり枯れてしまったことは前に書いたが、枯れた蓮の残骸もすっかり取り除けられ、堀は以前の姿に戻っている。蓮がなくなったので、がらんとした印象になった。

堀も以前の姿に

 城跡もいつもの夏景色。石垣の向こうに青空が広がる。先日見た伊賀上野の高石垣に比べると、郡山の石垣は低く見える。

石垣の向こうに青空が広がる

 公園では、早朝からセミがものすごく鳴いている。アブラゼミ、クマゼミ。クマゼミはアブラゼミより鈍感で、近くから写真を撮っても逃げない。

クマゼミ

 堀端の道を歩くと、ここのところ水鳥の姿を見なかったのが、今日はカイツブリが2羽泳いでいた。一緒に泳いでいたので、つがいだろうか。

カイツブリ

大和民俗公園へ

 日曜日は、天気がよければ午前中に近場でひと歩きというのがいつものパターンだ。今日は大和民俗公園へ行った。今の季節は花もあまりないが、百日紅が少し赤い花を挿させていた。

百日紅の赤い花

 ここはゆっくりと景色を眺めながら一周すると1時間くらい。涼しい季節はまだまだ歩き足りないくらいだが、今の季節はちょうどいい。今、民俗博物館が改修とかで9月上旬まで閉館となっている。その代わりに園内にある古民家で展示の一部を公開していた。

古民家で民俗博物館の展示

 これは昭和の生活の展示で、私は何百年、千年も昔の時代より、こういった展示の方が好きだ。下の写真は戦時中の生活に関するもので、博物館の中で見るのとはまた違った感慨がある。「祝」という言葉で出征兵士を送り出す時代。

戦時中の生活

 宇陀・東山集落の古民家の前の芝生に、まだノウゼンカズラの赤い花が残っていた。赤い花でも百日紅とは色合いが違う。百日紅はピンクに近い赤、ノウゼンカズラは橙色寄りの赤。

 園内を一周すると汗をかいた。昨日かなり歩いたので、今日は無理せず、午後は家で過ごすことにした。

古民家の前のノウゼンカズラ