紀伊田辺の海辺を歩く
一昨日の紀伊田辺編の続きです。
扇ヶ浜から、海岸を北の方に歩いて行くと、河口に橋がかかっている。田辺大橋という橋らしい。下の写真は川の上流、山の方を眺めた風景。
河口の砂地にトンビらしき鳥が4羽、たむろしていた。何か獲物をつついている様子が見える。珍しい鳥ではないが、私の家の近くではあまり見かけない。
歩くにつれて、海岸の風景は、しだいに漁港らしきものに変わっていく。小さな漁船が港に停泊し、魚市場らしき建物も見える。
天神崎
今回、紀伊田辺の海岸では一つだけ見ておきたい景色があった。それは天神崎という場所で、絶景の場所として知られるようだ。ネットで調べると、「ナショナルトラスト運動の先駆けとして名を知られるようになった」とあった。
干潮になると岩礁が姿を現し、気象条件によってはものすごく美しい風景になるとのことだが、とりあえず足を運んで見てみようというわけだ。
市街地の道から少し海側に曲がって歩いて行くと、海が見える場所に出て、石碑と天神崎と記された標識が立っている。
右手の山に沿って、車が1台通れるくらいの道が通っていて、左手には海が広がっている。しばらく歩いて行くと、広く岩礁が広がっている場所に出る。岩礁とつながるようにして木が茂る丘があり、上に小さな灯台が立っている。
道路から、階段で岩礁の上に降りられるようになっている。家族連れなど訪れている人もそこそこいた。満潮の時は、岩礁が隠れてしまうようなので、いい時にきたのかもしれない。これが夕日の当たる時間帯などになると、いわゆる「インスタ映え」する写真が撮れるのだろうが、ぜいたくは言っていられない。
私も岩礁の上に降りて歩いてみた。ところどころに潮だまりができ、小さな魚が泳いでいたりする。
せっかくかく来たので、写真を撮ってみた。例によって、これといってよく撮れた写真はあまりないのだが、4枚ほど紹介。
というわけで、このあたりの海岸で時間を過ごして、駅に引き返した。後から地図を見ると、もう少し歩いて先に進むと、もう一か所いい場所があったようだったので、少し残念だった。
この日はかなり暑い日だったが、海辺だったので奈良の蒸し暑さに比べると風もあり、少し過ごしやすいように思った。とは言え、かなり歩いたので、帰りはどこにも寄らずに帰った。