和歌山方面へ
青春18きっぷ5回分のうち、2回目ということで、今日は紀伊田辺に行った。和歌山方面では、白浜や和歌の浦といったメジャーな場所は足を運んだことがあるので、一度も降りたことがない駅で降りようということで、紀伊田辺を選んだ。
5時台に出て、大和路線で天王寺まで行き阪和線に乗り換え和歌山に。和歌山からはきのくに線で、8時7分発の御坊行きに乗車。
和歌山で30分ほど乗り換え時間があったので、駅の外に出てみた。和歌山の街はあまり来る機会がない。和歌山は観光名所が多い所だが、駅前は普通の地方都市といった印象だ。
ちなみに、下の写真は和歌山駅の跨線橋に上る階段。ウェルカムな感じが出ていてなかなかいい。
紀伊田辺
きのくに線で御坊で乗り換え、紀伊田辺に着いたのが9時55分だった。田辺市は和歌山県で二番目に人口の多い市といっても6万人台なのだが、県南部の中心的な都市で、駅前もそこそこ活気ある感じだった。
駅にピアノが置いてあるのは時たま見かけるが、紀伊田辺駅に置いてあったのは炭琴(たんきん)というやつで、私もちょっと鳴らしてきた。
初めての場所でまったく土地鑑がないので、駅の隣の観光案内所に置いてある観光地図をとってきた。このあたりは海がきれいなところなので、駅前の大通りを直進して海を目指すことに。
地図を見ると、通りを進んで左に曲がったところに鬪雞神社という神社があり世界遺産だと書いてあったので寄っていくことにした。石上神宮のように境内に鶏が歩き回っているわけでもない、普通の神社だった。
元の大通りに戻り15分ほど歩くと海が見えてくる。このあたりは扇ヶ浜といって、海水浴場になっている。大阪や神戸なら、これだけのきれいな砂浜があれば夏休みの土曜日、人がいっぱいだろうが、ビーチパラソルがぱらぱら見えるくらいの人出で、落ち着いた雰囲気だった。
この日は、海岸で田辺市の特産物の梅干しのPRとのことで、天日干しされた梅干しがふるまわれており、私もひとついただいた。
海は、さすがに美しかった。奈良県には海がないので、奈良県民は海を見るとうれしくなってしまうのだが、これは掛け値なしのきれいな自然の海だ。
遊歩道があったので、海水浴場ゾーンから離れ、海岸沿いに歩いてみた。歩くにつれて海の景色も少しずつ変わっていく。ところどころにこういった航路標識が立っているのもいい。
岩の上に黒い鳥が建っていた。これは鵜なのだろうが、ふだん家の近所でもみているカワウと違って海にいるからウミウなのだろうか。なんとなく体ががっしりしていて大きい気がする。
海岸に船が一艘泊まっていた。青空の下なので、海辺の景色がすべてきれいに見える。
☆紀伊田辺編②に続く。