雪景色の朝
昨日は日中ずっと雪が降り続いていたのだが、牡丹雪で積もることはなかった。ただ夜中に気温が下がる中でも降っていたようで、朝起きて外を見ると庭にうっすらと白いものが積もっている。今回の寒波では、全国的に積雪が多かったので、珍しいことではないのだろうが、私の住む奈良県北部で雪が積もること自体あまりないので、目新しい感じがする。
今日は土曜日なので少し遅めに7時過ぎから朝の散歩に出かけた。田畑の中の道を歩いて行くと、一面うっすらと白い雪が積もっている。池にも一面氷が張って、朝の光が反射して赤く染まっている。
ナンテンの実やクロガネモチの実、それから山茶花の花にも雪が積もって、赤い色に白い雪がかぶさるようになっている。雪化粧という言葉があるが、まさにぴったりとした感じだった。写真が上手い人ならこういう景色をきれいに撮るのだろうなと思いながら、とりあえずポケットからデジカメを取り出して数枚。
雪のなかを近鉄電車が走ってゆく。ＪＲの列車は運休のニュースも出ているが、近鉄電車は朝からしっかりと動いているようだ。さすが奈良県民の足。
今朝は鳥の姿がやけに目についた。ヒヨドリ、ツグミ、スズメ、それからいつも氷が張ったらそのの上を歩いているハクセキレイ。貯水池の中にはカモにシラサギ。雪が積もってる日は普段の日よりも鳥が元気なような気がするのだが、気のせいだろうか。
珍しく雪が積もっていたので普段の日よりは少し大目に散歩して、佐保川が見えるあたりまで歩いた。佐保川も雪景色だった。
奈良公園を散策
土曜日は遠出することが多いのだが、今日はさすがに雪だというのでバイクで出かけるのは控えて、奈良公園を歩くことにした。雪景色が見られるかなと思って足を運んだ。１０時頃に着いてみたらかなり雪は溶けていたが、まだ公園の芝生の上や寺の瓦の上に白いものが残っていた。
興福寺の横を通って、東大寺大仏殿から手向山八幡宮、三月堂（法華堂）、二月堂と回り、飛火野を横目に見て浮見堂のところから戻ってくるというコース。ぶらぶら歩くと１時間半くらいはかかる。昔からよく来た場所だが、雪があるだけで趣が少し違う。東大寺の参道の所に露店が多いと思ったら、今日は若草山の山焼きだった。山焼きがあってお水取りが過ぎて、奈良の春がやってくる。
