冷え込み厳しく
今朝はぐっと冷え込んで朝の気温は氷点下まで下がった。朝の散歩に出かけると、貯水池にも氷がしっかりと張っている。奈良は盆地なので、大阪などより真冬の最低気温は2,3℃低いことが多い。
ハクセキレイが池の氷の上を飛び跳ねるように歩いて行く。これも氷の張る季節のいつもの情景。
家の前によくいる三毛猫。飼い猫だろうが、猫は外にいて寒くないのか。
葉を落とした木の梢にとまっているダイサギ。この木はとまり心地がいいのか、冬場はここにいつもとまっている。同じ鳥なのかどうかまでは分からない。
平城宮跡
早朝の冷え込みは厳しかったが、快晴で10時頃になると寒さも緩んできたので、ちょっとひと歩きと平城宮跡の方まででかけた。休みの日は歩いてばかりだが、平日ほとんど机から離れない仕事なのでこれくらいでちょうどいい。
散策しながら気が向けば写真を何枚かと思いながらポケットに手を入れるとデジカメを忘れたことに気づいた。しかたなくスマホで撮ったが、どうもスマホは撮りにくいのだった。
冬の平城宮跡も、茶色くなったオギの群落が広がっていてなかなかいい。
平城宮の表玄関である朱雀門と宮跡の間を近鉄電車が通るのもいつもの情景。昨年知事が変わり、近鉄線を宮跡南側に移す計画も中止となった。個人的には、西大寺駅近くの開かずの踏切問題が解決したら、別に宮跡を電車が通っていてもいいと思っている。建物の復原もほどほどでいいと思うのだが。
ただ、建造物の復原は着々と進んでいるようだ。昔は草原が広がっていて、ところどころに碑があるくらいだったのに、やはり世界遺産効果は大きい。
下の写真は大極門。復元されてまだ2年ほどなので、できたてという色をしている。写真の建物部分だけ見るとミニチュアの模型のようにも見える。
今の季節は花は少なく、ところどころに山茶花が咲いているくらいだが、今日は白い実をつけた木がそこここにあり、青空に映えていた。センダンの木だ。
西の京
平城宮跡を小一時間ほど歩いて、帰り道なので西の京の方にも寄った。唐招提寺から薬師寺の方に向かって歩き、佐保川の横を通って戻ってくるという、これもいつものコース。写経道場がある境内に慈恩殿という建物があり、その前に立派な紅梅と白梅の木があるのだが、紅梅の方のつぼみがふくらみかけていた。まだこれからいちばん寒い季節が来るのだが、春の色がそろそろ目に映るようになっているのだった。