天気回復
昨日は土曜日というのに、丸一日雨だった。今日はすっきり晴天とまではいかないものの、雨は降っていない。城跡から堀端の道という朝の散歩コースを歩く。
2週間前の土日は桜が満開だった。先週の土日は散りかけていた。今日見ると花は跡形もない。さすが桜は潔いと当たり前のことに感心する。ただ、ソメイヨシノは散ったが八重桜は少し遅れて咲くので、今咲いている。花がぽってりと重い感じで、同じ桜でも印象が違う。風景の中で建物の前景や背景として見るのは、ソメイヨシノの方がいい。
季節の花といえばツツジ。そろそろ咲き始め、ゴールデンウィークあたりにいちばん勢いよく咲いているだろうか。ツツジはどこか庶民的な花という感じがする。
カモがいる堀の横を歩くと、ヒドリガモが10羽ほど泳いでいた。まだ渡らずに残っているやつらは、どこかのんびりしているように見える。
ヒドリガモたちの向こうには、カワウが泳いでいた。
駅近くの大通りを歩くと、街路樹のハナミズキがきれいに咲いている。この花も今の季節に咲く花だ。白い花が多数だったが、1本だけ赤い花。空が曇り気味だったので、赤い花の方がきれいに見えた。
石光寺の牡丹
そろそろ牡丹の季節だ。季節の花は、開花期の長さにもよるが、うっかりしていると見頃を逃してしまう。奈良県の牡丹の名所といえば、長谷寺、當麻寺、石光寺。去年と一昨年は當麻寺の牡丹を見に行った。長谷寺は桜の季節に行ったばかりなので、石光寺に行くことにした。
石光寺はご住職が情報発信に努めておられるようで、ホームページが充実している。「住職の部屋」というページを見ると、今年の牡丹の見頃は4月15日~23日とあるのでいい頃だ。さらに、「快晴の日は11時頃から花崩れしますので、涼しい時間帯にお越しください」とある。そういえば、去年當麻寺に行った時、少し花に元気がないように見えたが、時間が遅かったのかもしれない。というわけで、早めに家を出て、10時前には寺に着いた。
近くの當麻寺は何回も来ているが、石光寺に入るのは初めてだ。當麻寺の帰りに寄ろうと思うのだが、素通りしてしまっていた。牡丹の季節だけあって参拝客は多いが、混雑というほどではない。
牡丹は、想像していたよりもすばらしかった。なによりも咲いている花の数が半端ではない。パンフレットを見ると二千株、三百種とある。というわけで、ここからはひたすら牡丹の紹介。まず白牡丹。
白牡丹はいちばん上品な感じがするが、ピンク、赤といった色のは、大輪の花だけあって華やかだ。
牡丹の花は色調でいうと、白からちょっと紫がかった赤の系統の中にほぼ入ってしまうのだが、一つだけ黄色い花があった。ただ、これはパンフレットに載っていたアメリカシャクヤクのようでもある。こちらの方は5月初旬から見頃だというので、少し早いのだが。
今日は石光寺の牡丹はすごいということが分かった日だった。