早春
早春と言う言葉は、暦でいうと立春から3月初めのことだろうが、感覚的には3月に入ってから桜のつぼみがほころび出す半月くらいの間のイメージである。まだ気温が低い日もあるが、朝の日差しが冬とは違う。
いつものように6時40分頃から朝の散歩。すでに空は青空が出ている。道端の梅の木の向こうにも青い空と白い雲が見える。
梅の花の間に小鳥の姿。梅の花は匂いがいいので鳥もひきつけられるのだろうか。いつものメジロかと思うと、スズメだった。
踏切に差しかかると遮断機が下りている。JR大和路線の快速列車が通り過ぎていく。この線はいつ見ても乗客が多い。
近つ飛鳥博物館
あまり変わりばえのしない朝だったので、昨日梅を見にいった時に立ち寄った近つ飛鳥博物館の話でも。
この博物館は、開館が1994年というから比較的新しい施設だ。古墳時代から飛鳥時代にかけての文化遺産を中心に展示してあるが、周辺に数多くの群集墳が広がっている土地ということもあり、埴輪や金属製の装飾物など、出土した遺物がふんだんに展示されている。入館料は310円と安く、一部の展示をのぞいて写真撮影可というのもなかなかいい。
スロープの周囲にずらりと、すぐ触れるくらいの場所に円筒埴輪が並んでいる様子はなかなかのものだ。(もちろん触れることは禁止です)
私がなんとなく気に入ったのは、水鳥形埴輪。展示してあったのは複製品だったが、なぜ水鳥なのかと考えると不思議な気がする。水鳥には何かの力があると考えられていたのだろうか。
私は梅を見に来て、雨宿りのついでにさっと回ったのだが、考古学好きな人なら半日くらいは滞在していられるのではないかと思った。