朝の散歩
今日は仕事が休みの日なので、4日ぶりに明るくなってから朝の散歩をした。田畑の中の道をゆっくりと歩く。冷え込んではいるが、やはり朝の太陽の下を歩くのは気持ちいい。代わり映えのしないいつもの風景を何枚か。
まず、霜の降りた畑の横を走っていく近鉄電車。
いつもの鳥たちが目に入る。貯水池の周りを飛んでいたりちょこちょこ歩き回っているハクセキレイ。田んぼや畑の中や、木の枝、電信柱の上にとまっているダイサギ、コサギ、アオサギ。
季節の変化を知らせてくれるものもある。道の脇に生えているロウバイの黄色い花が咲きかけていた。冬に咲くが、山茶花のような完全な冬の花というわけでなく、梅の名が付いているせいか、春の兆しを感じさせてくれるような印象がある。
平城宮跡から佐紀古墳群
今日は平城宮跡から佐紀古墳群のあたりを歩いてみた。週末から来週にかけて強い寒波がやってくるようだが、好天で最高気温も10℃くらいまで上がり、上着を着て歩くとちょうどいいくらいの気候だ。
平城宮跡は、いつもの朱雀門の方ではなく、遺構展示館の方にバイクを置いて歩いた。私の若い頃は草がただただ生い茂る場所だったが、世界遺産になってから、こういった施設も充実してきた。遺構展示館には発掘された遺構そのものを施設内で展示している。入場料は無料。
このぼこぼこ開いた穴は柱穴というやつで、昔の柱の跡。素人が見ると単なる穴ぼこだが、ここから色々なことが分かるという。また昔の井戸枠や瓦屋根の復元模型なども展示してある。
遺構展示館のすぐ外には、復元された建物もあり、これは昔の宮内省関係の役所だったようだ。門や建物など、当時の工法を用いて復元しているという説明が記してあった。
平城宮跡から北に大通りを越えると、大きな池があって水上池。その北に仁徳天皇皇后の陵とされているヒシアゲ古墳があり、東にコナベ古墳のあるコナベ池とウワナベ古墳のあるウワナベ池がある。ちなみに大通りを西に1㎞ほど進むと、安倍元総理が銃撃された現場になる。ニュースを見た時に、あんな四方がら空きで、両隣にビルもあるようなねらわれやすい場所で演説をしたのかと思ったが、もう半年だ。
まず、コナベ古墳のあるコナベ池の周りを一周。前方後円墳だが、横から見ていると形状は分からない。カルガモがんびりと泳いでいた。
続いてウワナベ池の周りも一周。時計回りに回ると、最初航空自衛隊の奈良基地を左に見ながら歩くことになる。やがて道は国道24号線にぶつかる。ウワナベ古墳も前方後円墳。
その後、ヒシアゲ古墳の横を通り、水上池の周りを一周した。水上池は古墳はないが、散策する人が多く、カメラを持った人もいた。バードウォッチングにいい場所なのだろう。
白鳥が1羽いた。後で調べるとかなり以前からこの池に棲みついているらしい。2005年からいるという記事があったが、そんなに長生きするものなのか。
水鳥は多かったがうちの近所にもいる鳥が多い。マガモ、カルガモ、オオバンなど。と思ったらあまり見ない鳥がいた。撮って後で調べるとホシハジロのメスらしい。一つ知識が増えた。のんびりした1日。