ユキヤナギ
今日は木曜日で仕事休みの日。昨日までの予報では朝から雨だったが、何とか天気がもって曇り空だ。
いつもの通り朝の散歩。冬場はひと月ほどたっても風景がほとんど変化しないが、今の季節は四、五日ぐらいで大きく風景が変わる。新しい花が咲いていたり、今まで咲いていた花が散ったり。散歩コースの道端の灌木に、白い花が咲いていた。よく見る花だが名前が分からない。後で調べてみたらユキヤナギ。名前は聞いたことがあるが花の姿と結びついていなかった。
コサギが用水路の上に立っていた。真冬は電柱の上や木の梢にダイサギやアオサギといった大型のサギがじっと立っているのをよく見かけたが、春先はコサギが多い。2、3羽で畑の中を動き回っていたり、電線にとまっていたり。
畑のエンドウが赤紫の花をつけている、エンドウの花は白と赤があるが、できる豆は変わらないらしい。
平城宮跡を歩く
10時くらいから雨雲が接近するようなので、近場で少し歩こうと思い、平城宮跡に足を運んだ。桜のきれいな場所なので、開花状況も気になった。
みやと通りの東、遺構展示館の西の南北に通る歩道の脇に桜の木が集まっている場所があるが、まだ桜は三分咲きから五分咲きといったところか。まだこれからといった感じだが、あと1週間もすれば見頃になるだろう。
次の土日あたりは花見客でにぎわうだろうが、今日は雨模様の平日ということもあって閑散としていた。ただ、散策するにはその方がいい。下の写真は第二次大極殿跡から見た若草山で、私の好きなアングル。曇り空だがやけに近く感じた。
朱雀門の前を近鉄電車が走っていくのもいつもの風景。今日は赤い車体の特急が走っていた。これは「ひのとり」のようだ。この路線で見るのは珍しい。
平城宮跡を歩き、まだ雨が降る気配がないので、水上池の周りも少し歩いた。さすがに冬の水鳥はほとんど姿を消していて、コガモが数羽と黒いオオバンが泳いでいるだけだった。冬鳥といえば、ツグミが何羽か草の上を歩いていた。まだ旅立つ時期ではないのだろうか。
草の上に紫色の小さな実をつけた草が生えている。これも名前が分からないので、後で調べるとムスカリというらしい。初めて聞いた名前だ。
水上池の周りに白い花が満開だった。これはソメイヨシノではないが、何だろうか。そんなことを考えているうちに、雲行きがあやしくなってきたので帰路についた。この花は、後で画像検索すると、オオシマザクラ、スモモ、アイナシなどいくつか候補が出てくるが、アイナシがいちばん近いような気がする。