朝から霧
水曜日の朝。少し前までの予報では、昨日が晴れて今日が雨だっだのが、今日は晴れるらしい。この季節、天気予報も難しいのかよく外れるというか、ずれる。仕事が休みの明日が1日雨らしいのが悲しい。
6時半頃から朝の散歩に出かける。一面かなりの霧に覆われている。裏通りにある公園も霧でぼんやりしている。
この公園から少し歩いたところにある施設の前に、季節ごとに花が植えてあるのだが、いつの間にかチューリップに変わっていた。いつ植え替えたのだろうか、そういえば去年もチューリップが植えてあった気がする。霧がかからないように接写で1枚。
田畑の中の道を歩く。町の中よりも、やはり霧が濃い。見慣れた散歩コースの風景も、まったく普段と違って見える。
霧の中を走るJR大和路線。霧が出るといつも遅れるのだが、心なしかスピードが遅いように見える。
踏切に立って霧で曇る線路が続く向こうを眺めてみた。
「男はつらいよ」のことなど
今日は珍しく映画の話題。私は映画はあまり見ないのだが、先々週の土曜日に湯の山温泉に行った時、「男はつらいよ」の記念館に足を運び、湯の山でロケをしたという寅さんの映画が急に見たくなった。ちなみに私は今まで寅さん映画は見たことがない。「男はつらいよ」はYouTubeでは見られないので、某配信サービスの無料期間体験に入って見た。
「男はつらいよ フーテンの寅」はシリーズ第3作。1970年公開なのでかなり初期の作品だ。見た感想は、「うーん」といったところ。☆印で表すなら、☆2つくらい。それも出演者の豪華さで☆1つプラスといったところ。あまりにも作りが雑で、残念な出来だったのだが、監督が山田洋次ではない作品とのこと。
そこでネットで調べて寅さん映画の中でも名作と呼ばれている第15作「寅次郎相合傘」と第17作「寅次郎夕焼け小焼け」も見てみた。なるほど、これなら人気が出るのが分かる。ストーリーが練られていて、渥美清がこれぞ寅さんといった味を出している。マドンナ役の浅丘ルリ子や太地喜和子もさすがの存在感だったし、船越英二や宇野重吉の飄々とした演技もよかった。
渥美清という役者は、寅さんのイメージがつきすぎて、あまり多くの映画に出演していないのだが、前に「砂の器」を見たとき、映画館の支配人役というちょっとした役で出ていて、自然な演技でものすごく上手いと思ったことがある。晩年の「男はつらいよ」は、癌が転移して、体の自由が利かない中での撮影だったというのだが、どんな心情だっただろうと思った。