ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2023 春の風景 ⑪

霧の朝

 昨日は時おり雨の降るぐずついた空模様。今日は仕事休みの日。気温が急上昇との予報が出ている。朝起きて散歩のために外に出ると濃い霧がたちこめている。見慣れた風景が一変して感じられるのもいい。近鉄の踏切に差し掛かると、霧の中を電車が通り過ぎてゆく。

霧の中を通り過ぎる近鉄電車

 踏切を越えて、視界の悪い中用水路の横の道を歩く。朝の散歩の人の姿も普段より少ない気がする。

霧の中を歩く

 ずっと貯水池が続くあたりをぐるりと回って帰宅。今朝は霧の写真だけ。

池にも霧がかかる

けいはんな記念公園へ

 今日はけいはんな記念公園に足を運んでみた。ここも好きな場所で、だいたい月に1回くらい来るのだが、この前来たのが2月25日の梅の季節なので、ひさしぶりだ。早春から桜の季節を丸々飛ばしてしまったことになる。

 水景園に入園して歩いた。ここは日本の郷の風景をテーマにして作られた日本庭園なので、いつ来ても景観は美しい。もう少ししたら鯉のぼりが立てられるのだが、少し早かったようだ。

新緑に包まれた水景園

 観月楼の展望所の柱には、下の写真のようなオブジェが何体か取り付けられていて、これが何ともいえず風景にアクセントをつけていていい感じだ。子どもというか小僧といった感じなのだが、何をモチーフにしているかは知らない。

観月楼のオブジェ

 観月楼で美術や写真の催しをしていることが多いのだが、今日は何もなかった。いつも通り永谷池の周りを一周する。季節の花といえば、今はツツジなのだろうが、まだ咲き始めと言った感じで、新緑の色が目立っていた。2月に来た時は、マガモの小さな群れが泳いでいたのだが、もう渡ってしまった後で、2羽のカルガモとカイツブリがいるだけで、池面は少しさびしくなった。

池にはカルガモが2羽

 季節の変化を示すものは色々ある。今日は木立からしきりに蝉の声が響いていた。今頃鳴くのはハルゼミ。4月末から鳴き出すというから、ちょうど鳴き始めの頃だ。水景園内にも、外にも松の木があるので生息しているのだろう。

 虫といえば、明るい茶色の蝶がとまっていた。ツマグロヒョウモン。名前の通り、羽の模様がヒョウ柄だ。

ツマグロヒョウモン

 遊歩道を歩いていると、草の間をカサカサ音を立ててトカゲが走っていく。池の中には甲羅干しをする亀の姿。爬虫類たちも春になると動き出すのだった。なお下の写真は尾が長いのでカナヘビのようだ。

爬虫類たちも動き出す

 水景園を出ると、竹林がありちょうどタケノコが伸びている時期だが、白い花が群生していた。これはこの前、高安山のごじゅからガーデンで見たばかりのシャガの花。ちょうど今が開花期なのか。

竹とシャガの花

 花の彩りといえば、この赤い花の咲く木。後で調べると、ベニバナトキワマンサクというらしい。

ベニバナトキワマンサク

 最後ははヒヨドリ。水景園の外の木立にとまっていた。

ヒヨドリ