ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

けいはんな記念公園と 夏の虫たち

夏の朝の虫たち

 今日から3連休だが空模様はぱっとしない。朝から降ってはいないが、どこかで通り雨が来そうな天候だ。曇り空の下、6時頃から朝の散歩をする。城跡から堀端の道を歩くという、休日用の少し長めのコースだ。

 朝から蝉が鳴いている。アブラゼミとクマゼミ。私の家の近くでは、少し早めに姿を見せるニイニイゼミに加えてこの2種類のセミ、そして夏の終わりに近づくとツクツクボウシの声が少し聞こえる。今朝は見かけた蝉の姿を撮ってみた。

クマゼミ

アブラゼミ

 堀端の道を歩く。堀にはカイツブリが1羽だけ姿を見せていた。この鳥はカメラを向けようと手を動かした瞬間に察知して潜ってしまう。堀端を抜けたところのフェンスの上にトンボがとまっていた。水色の体をした、シオカラトンボと呼ばれる奴だ。私は子どもの頃、昆虫採集が好きだったので、こういった虫たちの姿を見ると幸せな心持ちになるのだった。

シオカラトンボ

けいはんな記念公園へ

 雨模様なので、今日は家にこもっていようかとも思ったが、昼頃に雨のやみ間がありそうなので外出。外に出れば何かしら心に触れるものがある。というわけで、けいはんな記念公園に足を運んだ。ひと月ぶりだ。ここの水景園の景観はいつ来ても美しい。下の写真は巨石群の滝の前のヒヨドリ。どこにでもいる鳥だが、いい景色の前ではなにか趣深く見える。

滝を背景にしたヒヨドリ

 今日は京都芸術大学総合造形コースの、ARTCOM2022という催しが行われており、観月楼のギャラリーに作品が展示され、水景園全体にも作品が配置されていた。私自身はそちら方面の才能は皆無なのだが、ふらりと来て若い人の作品を観るというのはいいものだ。

 受付の学生さんに聞くと写真OKとのことだったので、何枚か撮った。気に入ったものを2枚紹介。上は「猫かぶり」と題したなかなかかわいらしい作品。(紹介のプリントを見ると、モチーフは違うところにあるようだったが・・・)下は池のほとりにあった作品で、「見性」とあった。

猫かぶり

見性

 ギャラリーを出てから永谷池の周りを一周。今日は思いがけなく大型甲虫をたくさん発見できた。まず見つけたのがカブトムシ。クヌギの樹液のところに来ていた。オス1匹とメス1匹がいた。

カブトムシ発見

 少し歩いたところにノコギリクワガタもいた。これは少し細めのクヌギの木に全部でオスメス合わせて5匹ほど。これらの虫たちが好きな木が決まっているので、1本の木に集まるのは珍しいことではない。

ノコギリクワガタ

小型だがこれもノコギリクワガタ

 カミキリムシも1匹。あまり見たことがない色だったので調べてみると、センノキカミキリのようだが、よく似た色のものが多いのでちょっと自信がない。

センノキカミキリ?

 自然の様子を眺めながら歩いているうちに、雨が降って来た。遊歩道には屋根のある所がないので、結構濡れたが、外に出かけてよかったと思える日だった。