2月の終わり
今日で2月が終わる。気候は一昨日から春だが、暦の上では今日が冬の最後の日というところか。2月は過ぎるのが早かった。日の出が早くなると早朝の明るさがはっきりと変わってくる。日の出がもっと遅い時期は、東の空に朝焼けが見えるかと思いながら歩いていたが、今朝は山々の上に太陽が姿を現していた。
家の前に花のプランターが置いてある。冬の花といえばパンジーが定番だが、これは違うようだ。花に詳しい人なら一目で分かるのだろうか。
明日香へ
ここからは一昨日の続き。
10時頃になってかなり気温も上がってきたのでバイクで外出。南下して吉野まで行こうかとも思ったが、さすがに山の方はまだ寒いだろうと思い、明日香を目指した。明日香はあまり行かない。遠出する時は、吉野、五條方面まで行くか、桜井から宇陀の方に出るか、名阪国道横の狭い側道を上って都祁、山添方面に出るかが多く、あまり明日香をぶらつくことはないのだ。
快晴で気温が上がり快適である。石舞台古墳の近くの駐輪場所にバイクを置き散策。近くの芝生広場の梅の花が満開だった。
明日香は歴史的な名所旧跡が多いが、そちらには立ち寄らず、広場から南西の方に向かって歩いてみた。集落を過ぎると道は上りになり、小高い丘に続く。案内のプレートが立っており、この辺りは国営飛鳥歴史公園の祝戸地区というところらしい。下の写真は東を眺めた景色。
菜の花に蜂
道の脇に菜の花畑があり、黄色い花が咲いていた。さらに、その花に小さなハチが何匹もとまっていた。ミツバチに似ているが、少し小型に見える。菜の花にハチが群がると、もう春景色だ。道の脇には、レモンやミカンの木もあり実をつけていた。
ぐるりと散策して石舞台古墳近くに戻ってきた。石舞台の入場料を確認すると、大人300円となっている。入場はしなかった。私が子どもの頃、親に連れられてきたことがあるが、柵もなく、みんな平気で石の上に登っていた。まあ、文化財の保護という観点からすれば現在のやり方が正しいのだろう。
唐古・鍵遺跡史跡公園
明日香からの帰り道、国道24号線を走っていると、右手に唐古・鍵遺跡史跡公園が見える。ここは弥生時代の集落の遺跡として、国の史跡にも指定されており、数年前にきれいに整備された。私はこの場所は数えきれないほど通過しているが入ったことがなかった。しかしこの日は時間もまだ早かったので、ちょっと寄り道してみる気になった。
広大な公園だとは思っていたが、入ってみると想像していたより奥行きがある。国道から芝生広場と楼閣があるのは見えていたが、その向こうに唐古池という池があり、さらに広場がある。
池にはカモがたくさん泳いでいた。なぜか大半がハシビロガモであったが、私の散歩コースの堀のカモと違い、ぐるぐる回りをしていなかった。東の方を眺めると、1月に訪れたしきのみちはせがわ展望公園の展望台が見えた。田園風景が広がってのどかなものだ。ひとしきり散策して帰宅。よく歩いた。