赤穂海浜公園
昨日の続きです。
赤穂城跡を出て、海の見えるあたりまで行こうと、赤穂海浜公園をめざして歩いた。大手門の通りまで戻って新赤穂大橋を渡って行ったが、後で地図を見ると、城跡の向こう側の赤穂海浜大橋を渡った方が近かった。
新赤穂大橋は、千種川という川にかかっている橋で、川幅が200メートルくらいはあるだろうか。橋からの眺めがいい。昼前になってかなり気温が上がってきたが、体感的には奈良より少し暑さはましだ。
橋を渡り、赤穂高校の横を抜けて行くと、赤穂海浜公園の入場ゲートがある。入場は無料で、中に入ると開園中で、子供向けの遊園地「わくわくランド」や海洋科学館も営業中とのこと。
入ってみての第一印象は、とにかく人がいない。大きな池があり、池の周りに遊歩道があり広々としていて景観もいいが、歩いているのは私一人だった。
池の周りの散策路を歩いていると、向こうに赤穂海洋博物館の建物が見えてくる。海洋博物館周辺には「塩の国」と名付けられた国内最大級といわれる塩田の復元施設があった。ここはさすが赤穂。写真は二つの塩田で、上が入浜式塩田という昔からあった塩田。下がそれを改良した流下式塩田。「塩の国」には、その他塩田の様々な施設や道具が展示されていた。
塩田の横を抜け、海洋科学館に入館。海洋や塩について知ることができる科学館とのことで、入館料300円(JAF割引240円)で塩づくり無料体験もセットになっている。ここは親子連れなど、そこそこの入館者がいた。
下の写真は「世界の岩塩」という展示。岩塩もこうして見ると、なかなかきれいだった。
海洋博物館を出て、海の方に向かって歩く。わくわくランドという遊園地がある。入場無料で中の乗り物に乗る分だけ券を買うという方式。ここも夏休み中の土曜日というのに、人はほとんどいなくて、半分開店休業状態だった。まあ、この暑さだからしかたないかもしれない。
わくわくランドの横を抜けて少し行くと、海岸が見える場所に出る。赤穂の海岸は初めてだったが、なかなかいい景観だった。向こうに瀬戸内海の島が見える。やはり海は晴天の日に見るのがいい。
大型の船が沖合をいくつも通っているのが見えた。このあたりを通るのはどのような船なのだろうか。
海岸のコンクリートの上にアオサギが1羽とまっていた。アオサギはどこにでもいる鳥だ。
このまま赤穂御崎というさらに絶景が待つ場所まで行こうかとも思っていたが、炎天下、体力が限界を超えそうだったので、バス停のある道まで行き、駅までバスで戻って帰路についたのだった。