ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

10月の大和民俗公園

朝の寒さ

 かなり冷え込んだ朝となった。ネットで見ると奈良の明け方の最低気温は12℃を割っている。もともと盆地なので、夏は暑く冬は冷え込む傾向があるのだが。

 6時頃から朝の散歩に出かけた。貯水池の多いコースをぐるりと一周。道の脇の小さな木の実が、きれいな青色に染まっていた。これは何だろうと思い後で調べるとガマズミのようだ。赤の実と青の実があるらしい。赤い実の木は多いが、このような色の実は新鮮な感じがする。

ガマズミ

 秋が深まると、虫の数は減ってくるが、見かける鳥の数が増えてくる。今朝通った貯水池の多い散歩コースは、もともとハクセキレイがよくいるのだが、今朝は10羽以上見かけた。

ハクセキレイ

 踏切で近鉄列車がすれ違う。写真の左は特急、いわゆるビスタカー。右側は普通の通勤列車だが、あずき色ではなく灰色に白。この列車は前半分の車両があずき色で後ろ半分が灰色だった。個人的には昔からなじみのあるあずき色が好きだ。

近鉄列車のすれ違い

 畑の脇に咲いていた百日草。盛りが終わったかと思っていたが。また少し勢いを増していた。名前の通り息の長い花。

百日草

大和民俗公園へ

 昼過ぎから雨予報が出ているので、午前のうちにちょっと歩こうと、バイクで一走りの大和民俗公園に出かけた。この前来たのが9月11日で、初秋というより夏の名残が残る雰囲気だったが、すっかり秋になっている。古民家集落のあたりも、木々の葉が色づき始め、里の秋のたたずまいだ。

秋のたたずまいに

 ハクモクレンの実が赤く色づいていた。コブシの実とハクモクレンの実はよく似ているが、形状の美しさはコブシに軍配が上がる。

ハクモクレンの実

 ここでも見かける鳥の数が増えていた。柿の実が赤く熟してきており、そこに黄緑色の鳥がとまっている。おそらくメジロ。メジロは甘いものが好きなので、柿は好物なのだろう。

柿の実にメジロ

 桜の木の梢には、シジュウカラが何羽か集まっていた。今くらいの気候は鳥にとっても心地よいのだろうか。

 散策していると、雲行きがあやしくなってきたので帰宅。やはり昼過ぎから雨が降り出した。

シジュウカラ