ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

秋の宇治へ

曇り空の朝

 今日は朝から晴天かと思っていたが、曇り空。外に出て歩くと、昨日の雨の名残か地面が濡れている。休みの日なので、朝の散歩は城跡から堀端の道をぐるりと回って歩くルートを通った。

 城跡近くの桜の木に、雨の後とあってカタツムリが何匹もいる。普段はどこに潜んでいるのだろうなどと思う。

カタツムリ

 城跡には春先にきれいな花を咲かせるしだれ梅が何本も植えてあるが、今朝は野鳥が群れていた。ここではシジュウカラをよく見かけるが、ひと回り小さい。エナガだった。この鳥はスズメよりも小さいなかなかかわいらしい鳥だ。例によって野鳥はうまく撮れないが、いちばんましなものを1枚。

エナガ

 城跡の天守台から奈良方面を見る。若草山が見える。晴れている日は逆光で、曇りの日は見通しが悪く、どちらにしてもあまりきれいには写真に撮れない。

若草山が見える

 堀端の道を通る。堀にはまだ冬のカモは来ていない。シラサギとアオサギが堀の向こうの木立に数羽とまっている。

 堀端の道を抜けると踏切があり、その横のコスモスが、ちょうど盛りになっていた。すぐ向こうを近鉄電車が走っていく。

コスモスと近鉄電車

宇治へ

 今日は好天で気温も上がるという予報だったので、琵琶湖が見える辺りまで出ようかと9時前に家を出た。ところが空は晴れる様子もなく、途中で小雨も降って来た。雨はすぐ止んだが、曇り空のまま気温もあまり上がらないので、途中で行先変更して宇治に行くことにした。3月に行って以来なので、久しぶりである。

 宇治川もなかなか昨日の雨のためか、水量が増えていた。曇り空のため少し寒々した感じだ。

宇治橋方面の眺め

 宇治川の平等院側から喜撰橋を渡ると中州にある宇治公園だが、喜撰橋から下流の眺めがなかなか風情がある。さすが歴史のある土地という感じ。

喜撰橋からの眺め

 川にはいつも通り、水鳥の姿が見られる。ダイサギ、アオサギ、カワウ、カルガモといった面々。宇治は鵜飼でも有名で、宇治公園には鵜の小屋があるが、こちらの鵜はウミウ。カワウより体が大きく強いとのこと。

アオサギとカルガモ

ダイサギ

 宇治公園から朝霧橋を渡り、向こう岸に。そこからずっと上流の方に川沿いの道を歩いた。相変わらず空は曇り空だ。歩いて行くと、天ヶ瀬ダムがあり、その手前に関西電力の志津川発電所跡がある。この建物はレンガ造りでなかなか趣があり、個人的には好きな風景だ。

志津川発電所跡

 天ヶ瀬ダムが見えるあたりまで歩き、引き返す途中の道路脇の木の梢に緑色の鳥の姿。緑色の鳥と言えばメジロしか知らないが、これはメジロだろう。

 宇治公園の辺りまで引き返し、帰路についたが、まだ時間が早かったので、帰りに宇治市の植物公園に寄っていくことにした。植物公園の写真はまた後日に。

メジロ