信楽陶芸村
大通りを越えて少し歩くと見えてきたのが「陶芸村」という案内板。ここは元々明治21年にできた古くからの窯元だが、それを観光客も楽しめるような施設として公開したもののようだ。平日で人の姿も少ないので、入ってみる。入場料は無料。
建物の中に行ると、焼き物を作る作業場や途中の作品が置いてある部屋があり、外からのぞいて製造過程が分かるようになっている。
施設は全体としてかなり広く、いたるところにたぬきの置物が置かれている。別棟には陶芸教室ができる建物があり、たぬきの置物だけでなく茶碗や皿などを販売している売店もある。
またなんといっても、ここにしかないのが「登り窯カフェ」。登り窯自体、今は信楽にもそれほど残っていないようだが、これは斜面にある本物の登り窯の内部を利用し、テーブルやいすを置いてカフェにしたもので、なかなかしゃれた趣向である。今日は外からのぞくだけにしておいた。
信楽陶芸の森
陶芸村を出て、少しバイクを走らせると信楽陶芸の森に着く。ここは陶芸を中心とした公園で、広々とした敷地内に陶芸館や産業展示館などの建物があり、上の方に登れば見晴らしもよい。
建物は開いていたが、今日はコロナ禍ということもあり、中には入らず散策した。かなり以前に来た時には、土日ということもあり。家族連れでいっぱいであったが、今日は人も少なく快適である。
陶芸の森のいちばん高いところには、「星の広場」という場所があり、そこには様々なモニュメントが芸術作品として並んでいる。また信楽の街が一望でき、景観もすばらしい。景色を眺めながら風に吹かれていると、解放された気分に時を忘れることができる。
帰宅
陶芸の森を後にしてバイクで家路につく。途中から小雨。天気予報でもそんなこと言っていたなどと思いながら、安全運転に努めた。