少し足を延ばして
朝の散歩、昨日に続いて、普段歩かない所まで足を延ばしてみた。長年住んでいる街であるし、徒歩で行ける範囲内なので初めて歩く道ではないが、1年以上は通っていなかっただろうか。住宅地の中の小さな公園でも、ちょっとした発見がある。例えば下の写真の鹿の置物。ぽつんと置かれているが、遊具にしては中途半端だ。とりあえず、奈良県なので鹿ということなのだろうか。そういえば、私が子どものころよく児童公園にあった箱型ブランコや遊動円木は、最近あまり見ない。危険だというので撤去されることが多いようだ。
環濠集落
もう少し歩くと、家々の周りに堀を巡らした場所を通る。ここは県内でも有名な環濠集落で、昔ながらの景観が今も保たれている。歴史を感じされる環境が残っているのはいいものだ。しばらく歩き、帰宅すると小一時間かかった。
松尾山へ
昨日ほど気温は上がらないが、寒さはそう厳しくないので、近場で散策しようと松尾山に出かけた。松尾寺の駐車場にバイクを置き、まず寺に参詣する。ここは日本最古の厄除け霊場とのことで、祈祷のため、人はそこそこ来ている。私自身は厄除けの祈祷は今までしてもらったことはない。
テレビ塔から矢田丘陵へ
松尾山の頂上は、神社からさらに山道を登ったところにあり、そこにはNHK奈良放送局のテレビ塔がある。標高315mだから高い山ではない。頂上付近の空間は、ほとんどこのテレビ塔が占めていて、建物の周囲に人一人歩けるくらいの地道の歩道があるだけだ。山の頂上としては、なにか殺風景である。
テレビ塔のある山頂から矢田丘陵の方に下りて少し歩いた。誰もいないだろうと思っていたが、人の姿はちらほら見られた。山歩きをする若いカップルに五十代くらいのご夫婦らしき二人。私と同年代くらいの男性。それにマウンテンバイクで山道を走る若者の集団。年の暮れにこんな山の中をうろうろするとは物好きなと思ったが、私も同類なのであった。