見慣れた街の見知らぬ場所
今年もあと三日。今日は気温も上がるということだが、大晦日、元日は寒くなりそうだという予報が出ている。今朝は街の中を中心に散歩した。私の住む町は路地が多く、普段あまり歩かない通りもある。大通りを歩いていて、あまり曲がったことのない辻を右に曲がってみた。少し歩くと見知らぬ場所。こんなところにあったのかと思われる小さな神社。何十年も住んでいる街なのだが、通ったことのない場所があった。または記憶の隅に追いやられていたのか。
空き地があり、フェンスで入れないようになっている。草が生い茂っているが、その中に白い水仙の花が咲いているのが見えた。誰かが植えたというわけでもないだろう。繁殖力が強い花なのか。
街をぐるりと歩いたら、結構な距離になった。下の写真はいつも通る場所の建物の裏手に流れる用水路。こんな所にも、四季の景観の変化はある。柿の実が木になったまま放置されているのが気になるが、川の上に枝が伸びているのでとるのも大変だろう。こんな景色になぜか心惹かれる。
墓参り
午前中に墓参りに行った。霊園は歩いて30分くらいのところにある。私は佐保川沿いの土手の道を、景色を眺めながら歩いていき、墓地で家の者と合流することにした。川にはシラサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモの姿があった。カルガモは川の横の砂地のところを歩いていた。暮れの墓参りはいつも29日か30日に行く。墓の周りを掃除して花を供え線香を立てて手を合わせる。年に4回の営み。
天理の街を歩く
午後から、天理方面に行き、街を散策した。天理は知る人ぞ知る宗教都市で、現在日本で新興宗教の団体名が市の名前に用いられているのはここだけである。(2006年までは、岡山県に金光町があった。)駅前から延びるアーケード街が天理本通り商店街で、そこを抜けた所に天理教本部の大神殿がある。年末でアーケード街は賑わっているかと思いきや、人通りが少なく店も半分近くシャッターが下りている。コロナは下火になったのにどうしたことだろう。
白川ダムへ
天理からの帰りに白川ダムに寄った。バイクなのですぐそこである。ここにはカモはあまりおらず、オオバンが群れをなしていた。池から出て、草地のところに上っていたが、陸の草も食べるのだろうか。
オオバンの群れの向こうに水鳥が泳いでいて、時おり水に潜っている。これは昨日も見たカイツブリのようだ。ただ、昨日見たものより大きく、色も違う。昨日の鳥は茶色っぽかったが、この鳥は頭と羽が黒く首から下が白い。調べて見ると、どうやらカンムリカイツブリのようだ。ところで、昨日の斑鳩溜池にもオオバンの群れとカイツブリがいた。何か共通点があるのか。そんなことを考えながら一日が過ぎていく。