信楽へ
一昨日の続きです。
和束運動公園を出て、木津信楽線を走り信楽の方に向かう。車の通行は少なく、信楽に近づくまで信号はない。和束町は京都府で、信楽のある甲賀市は滋賀県。ちなみに和束町の隣の京都府南山城村は、奈良県、滋賀県、三重県と三つの県に接しているという珍しい村である。これはあまり役に立たない豆知識。
信楽に向かう道筋に湯船森林公園という公園がある。コロナが流行してから閉鎖しているのだが、そこの紅葉がたいへん美しかった。入れないのがもったいない。
信楽陶芸の森
木津信楽線から国道に出て信楽に入り、目的地の信楽陶芸の森に入る。ここはたいへんいい場所なのだが、日によってやたらに人が多いことがある。休日で、イベントがある日は人が増えるようだが、この日はかなり人が多い日だった。こんな時、バイクは駐車場の隅に停められるので便利だ。
紅葉は思っていた通り見頃で、まさにど真ん中のストライクといった感じの日に来たようだった。
紅葉の写真を何枚も撮ったのだが、いちばん見頃の真っ赤な紅葉というのは、写真にするとあまり変わりばえしないのだった。次の写真は植え込みのドウダンツツジとカエデのダブルの紅葉。
下の写真は陶芸館近くのモミジバフウ。カエデに似ているが種類が違う。これは赤と黄色が交じってきれいだった。
なお、この日に人が多かったのは、「セラミック・アート・マーケットin陶芸の森」という催しが開かれていたためだった。下の芝生広場にテントが100ほど出ていて、県内外の陶芸作家の方々による展示・販売が行われていた。
陶芸の森に来ると、いちばん上の星の広場という野外展示場に必ず足を運ぶ。ここは個人的には好きな場所なのだが、人の姿が少なかった。
産業展示館は無料で新しい展示が見られるので、のぞいてみた。この日は様々な狸の像が展示されていた。私が気に入ったのが下の写真の右側の狸。ちょっととぼけた感じでかわいらしい。
会場には装飾を施したピアノも展示してあった。「自由にお弾きください」と書いてあったが、この会場で弾くのは気が引けるだろう。
下の写真は上の陶芸館にあった十二支の置物の中でいちばん気に入ったもの。こういうものは人によって好みがあるのだが。
玉桂寺
陶芸の森を出て、帰りに玉桂寺に立ち寄った。玉桂寺は初めて訪れると大きな不動明王像と無数の水子地蔵に目を見張る。独特のたたずまいがある寺だが、縁起をたどれば淳仁天皇の保良宮跡に建てられたというから、歴史のある寺だ。この日は高齢の方々の集まりが数組、それから女子大生らしき3人組が来ていた。高齢のグループは写真を撮る場所のことで大声で話していた。実は若い人の方がマナーがよいのだった。
最後に玉桂寺から川を隔てた向こうをのどかに走る列車。信楽高原鉄道も過去に大事故があったが、もう31年前の事となった。
玉桂寺を出て、同じ道で帰路についた。