植物園
先週土曜日、大阪府民の森むろいけ園地に行き、その帰りに大阪公立大学附属植物園に寄ってきたので、そのときの話。
国道163号線を奈良の方に少し戻り、左に曲がり168号線に出る。バイクで少し走ると府民の森ほしだ園地の入口が見えるが通り過ぎ、さらに少し行くと植物園が左手に見えてくる。駐輪所があるのでバイクを置き、すぐ横にある事務所で入園料350円を払って中に入った。初めて訪れる場所なので、ちょっとワクワク感がある。もともと動物園、水族館、植物園といった生き物系の施設は好きなのだ。
大学の附属の植物園で、もともと研究施設として発足した施設なので、園内は凝ったつくりにはなっていないが、広大な園内は20ほどのエリアに分かれ、それぞれに様々な植物が栽培されている。というわけで、とても充実した施設だった。
水生植物
それでは写真で紹介。まず入ってすぐ右手にあった水生植物エリアのスイレン。研究施設らしく一つ一つに品種名が記されている。
スイレンといえば今頃が開花期だ。ピンクの花に黄色い花。花の形も品種によって違う。スイレンの水槽の近くにハスを栽培しているエリアもあったが、こちらはまだ開花前だった。
スイレンの水槽とは別のエリアにあったのだが、下の写真の黄色い花はコウホネという名前で、これもスイレンの仲間らしい。聞いたことのない名前だった。
これはジュンサイ。とても小さな花だ。名前は知っていたが、こんな姿だとは知らなかった。
スイレンのすぐ横では、花菖蒲がこれも見頃だった。青紫、黄色、白。はでな赤系統はないが、色彩が豊かな空間となっていた。横に品種名が記された木札が立てられている。
園内を歩く
植物園は、入口の方からずっと坂を上って行くようになっている。「花木園」「タケ・ササ園」「乾燥地の植物」といった具合に、それぞれのエリアにテーマがある。開花期になると花も見られる。家の近所にあったら、年間パス(1000円)を買って月1くらいで来園してもいいなと思ったくらいだ。それでは目についた花や木をいくつか紹介。
これは「ホソバブラシノキ」。名称はまさに形状の通り。オーストラリア原産の木だった。
次は「ケムリノキ」。これも花の咲いている見た目が煙がたちこめているように見えることからの命名らしい。
園内の何か所かにササユリが咲いている。薄い上品なピンク色をしていて、新緑によく映えていた。
いちばん奥の高い場所ではヤマアジサイが開花していた。
小さなカミキリムシが花の上にとまっている。花と虫という取り合わせは結構好きなので撮ってみた。
最後にヤシ園のヤシの木々。他にもたくさん見どころがあった。また違う季節に一度来園したいと思った。