ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2024年 早春の馬見丘陵公園 ①

寒い一日

 寒の戻りとかで、なかなか暖かくならない。土曜日の朝。天気はいいので、朝の散歩に出かけた。日の光はもう春のものとなっている。ある家の塀の上から椿の花が見えていた。もうすっかり開花して少し茶色くなりかけている花もある。椿は寒い季節のイメージがあるが、今の時期が見頃なのだろう。

椿の花

 JRの踏切の手前の梅の木が、もうとうに盛りを過ぎたと思っていたが、今朝見るとまだ花が残って青空にきれいに映えている。桜と違い、梅はさっと散ってなくなることはない。

まだ残る梅の花

 今朝はJRの踏切を越えて佐保川の辺りまで足を延ばした。カモの姿もほとんど見えない。下の写真の角度で川を見ると、真冬は点々とカモが泳いでいたのだが。水量も減っていた。

佐保川

早春の馬見丘陵公園

 今日は寒くてあまり遠出する気にもならなかったので、バイクでひと走りして行ける馬見丘陵公園に出かけた。自然を眺めながらしっかりと歩ける場所で、どの季節でも外れなしの場所だ。2月の中頃に来ているので、ほぼひと月ぶりくらいになる。

 河合町の公民館の駐車場にバイクを置いて北エリアまで緑道を歩く。気温はあまり上がっていない。曇り空で、春先というより冬の延長のような感じがする。

緑道を歩く

 北エリアから中央エリアへの通路を抜けたところに、黄色い花が勢いよく咲いている灌木があった。名前が分からないので、いつものように写真だけ撮って帰ってから画像検索する。どうやらミモザらしい。

ミモザ

 池を右手に見ながら小道を歩いて行くと、乙女山古墳と池の間の場所に、赤い花が色鮮やかに咲いていた。これは梅ではなくてハナモモの花。今からの季節の花なので、まだ咲き初めといった感じだ。

ハナモモ

 そのまま池に沿って歩き、カリヨンの丘の横を抜けると梅林だが、駐車場から南エリアの方を眺めると、ピンクの花がきれいに咲いている。桜の季節にはまだ早いがと思いながら近づいて見ると、河津桜だった。河津桜は早咲きの桜なので、ちょうど満開になっていた。

河津桜の並木

 桜は散策路の両側にずっと、桜並木となって咲いている。馬見丘陵公園には今まで何十回も来ているが、あまり南エリアは歩かないこともあって、ここにこんなにきれいな河津桜の桜並木があるとは知らなかった。河津桜はソメイヨシノより色が濃く、くっきりした印象を与える。

桜の花

 見ていると、小鳥がやってきて、桜の花に群がっている。メジロだ。梅の花にも群がっていたが、桜も好きなようだ。下の写真にも6羽ほどメジロが写っている。

桜にメジロ①

 アップにしたらこんな感じ。

桜にメジロ②

 河津桜を堪能して、また中央エリアに戻るとそこは梅林だ。普段の年より開花が早めだったので、梅はかなり散っていた。

紅梅

 ただ、梅の花は、桜の圧倒するような美しさとは違い、散りかけて花がまばらになった状態もそれなりにいいものだと改めて思ったのだった。

白梅

☆明日に続く!