ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2024年 冬の風景 ⑧

1月も終わりに

 1月最後の日曜日。年の初めは日々が過ぎるのがゆっくりしているように感じられる。日の出はいちばん遅い1月初めから、6分ほど早くなっている。まだ実感はないが、夜明けが日に日に早くなっていくのはうれしい。

 朝の散歩は、普段と少し歩く道を変えてみた。一本道を変えると何か月も見ていない風景が目に入ることになる。道の脇にある廃屋のような家。這っている蔦も茶色くなっている。

廃屋のような家

 池の横に白黒の猫。パンダと同じ色だとふと思ったりする。

池の横の猫

 田畑や池が広がる道の横に祠が建っている。こんなところに祠があったのかという気がして近づいて見ると、ちゃんと中にお地蔵が立っていた。

地蔵の祠

 近鉄の踏切に差しかかると、電車が通るところだった。奈良県民にはおなじみの小豆色の車体。

近鉄電車

大和民俗公園へ

 10時ごろから、大和民俗公園の方に出かけてひと歩きした。いちばん寒いこの季節は、バイクで山の方に遠出することがないので、近くの場所に行くことが多くなる。大和民俗公園は、家からバイクで10分くらいで行ける。

 3週間前にきたところだが、風景の変化はある。梅林を歩くと、この前は蝋梅が咲いていただけだったが、一部の紅梅が少し咲きかけていた。見頃はまだひと月ほど先になる。

紅梅が少し開きかけて

 古民家集落のあたりを歩くと、木々はすっかり葉を落としている。天気がいい日曜日なので、散歩している人も多かった。

古民家集落

 ジョウビタキのオスが1羽とまっていた。昨日馬見丘陵公園で見たのはメスだったが、オスの方が特徴が分かりやすい色をしている。昨日のメスと同じような場所にとまっていた。なぜか分からないが、この鳥は近寄ってもあまり逃げて行かないので、クリアな写真が撮れる率が高い気がする。

ジョウビタキのオス

 木をしきりにクチバシでつついている鳥がいた。シジュウカラのようだ。シジュウカラにこんな習性があるとは知らなかった。

木をつつくシジュウカラ

 モクレンがつぼみをつけていた。モクレンは花が美しく、つぼみも実もなかなか味わいがある。青空の下、白いつぼみが際立って見えた。

 いつもどおり小一時間ほど歩き、昼頃には帰宅。

モクレンのつぼみ