ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

真冬の馬見丘陵公園を歩く

寒さが緩んで

 今日は土曜日。ここ数日の寒波も去り寒さが緩んできた。朝の散歩は、町の中からいつも仕事の行き帰りに通っている公園を抜けて歩いた。エアコンの室外機の上にはいつもの猫。冬場はここが定位置のようだ。以前はここにキジトラ猫が座っていたのだが、いつの間にかこの猫になった。

定位置

 公園には、まだ1月というのに、紅梅が咲き始めている。梅は好きな花なので、2月になると場所を探して見に行こうかと思う。

紅梅

 木の梢で、鳥が数羽とまって芽をかじっている。カリカリというような音が聞こえてくる。写真に撮って後で見ると、太く黄色いくちばしが特徴的だ。画像検索すると「イカル」と出てきた。今まで意識していない鳥だ。斑鳩にたくさん棲息していたからこの名がついたという説もあるようで、奈良には縁の深い鳥だった。

イカル

馬見丘陵公園

 今日は馬見丘陵公園に出かけた。ここはだいたい月に1回くらい足を運んで歩く。自然を眺めながらのんびり散策するのがいい。

 いつも通り河合町公民館の駐車場にバイクを置いて北エリアまで緑道を歩いた。真冬なので、木々はすっかり葉を落としている。さすがに今の季節なので、花畑にも花は咲いていない。春のチューリップに向けてひと休みといったところか。

春を待つ花畑

 池には水鳥が泳いでいた。冬場は何種類かの鳥が泳いでいるので、見ていて飽きない。今の季節は、野鳥の撮影で大きなカメラを持っている人が多いが、珍しい水鳥がいないのか、池の周りにはいない。とりあえず私が撮ったものを何枚か紹介。まず二大勢力のカルガモとオオバン。

カルガモとオオバン

 この池に1羽だけいるバン。名前の通りオオバンより小さく、くっきりと赤いクチバシが印象的だ。

バン

 キンクロハジロとホシハジロ。

キンクロハジロとホシハジロ

 カモの王道を行くマガモ。

マガモ

 最後にハシビロガモ。遠くにいるので、なかなかデジカメではクリアな画像になってくれない。

ハシビロガモ

 梅は2月中旬から下旬が見頃なのでまだだろうと思っていたが、いちばん奥の梅林に行くと結構咲いていた。咲いているのは紅梅が多かったが、白梅も少し開きかけている木があって、そこそこ人が訪れていた。

紅梅

白梅

 梅林の中で2人の方が同じ方向にカメラを構えていたので、見ると杭の上に鳥がとまっている。ジョウビタキのメスのようだ。時々とまる場所を変えるが、飛び去ってはいかない。見ていると、どうやら梅の木にとまる様子を撮ろうと、ねらっておられるようだった、梅にウグイスならぬジョウビタキだが、ジョウビタキのメスとウグイスはちょっと似ているので、代役になれそうな感じだ。結局梅にはとまってくれなかったが、私もその横からデジカメで撮った。私にしてはクリアに撮れた。

 いつものようにぐるりと公園を一周して帰路についた。

ジョウビタキ