ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2023年 初冬の風景 ⑧

年の暮れ

 年末年始の休みに入った。週4日の軽い仕事なのだが、朝の7時台に家を出る生活から解放されるのはうれしい。今朝は7時半過ぎから近所を散歩する。この時間になると日の出の遅い季節でもすっかり明るくなっている。空には秋のような雲。

青空に秋のような雲

 頑張って咲いていた朝顔がすっかり枯れてしまったので、貯水池の脇の空き地から色がひとつ減った。池にはカモが数羽。コガモばかりだ。11月頃にはカルガモとハシビロガモが泳いでいたのだが、どうしたのだろうか。

コガモ

 近鉄の線路を越えて少し長めの距離を歩いた。葉をすっかり落とした梢にダイサギがとまっている。脚が木から真っすぐ突き出ている棒のようにみえる。

ダイサギ

墓参り

 今日は暮れの墓参りに行った。年に4回。秋の彼岸以来なので3か月ぶりということになる。家の者と墓を掃除して花を供え線香を上げ、手を合わせる。広い霊園ではないのだが、何組か同じような墓参りの人がいた。

霊園の入口にあるお地蔵

ちょっと遠出

 今日は春先のような気候で、気温が14℃くらいまで上がるという予報だったので、昼からバイクで少し遠出した。桜井の倉橋溜池のあたりまで行って池の周りを一周。このあたりは景色のいい場所なので、年に1,2回訪れて歩く。広い池なのでひと周りするといい運動になる。

倉橋溜池

 散策路はきれいに整備されており、「野鳥の森広場」や「トンボ池広場」といったふうに名づけられた場所がある。案内板によると、「野鳥の森広場」には鳥が集まるような木を植えてあるということなのだが、なぜか鳥の姿は見えないし、鳴き声もほとんど聞こえない。池の方を見ても、水鳥がほとんど泳いでいない。何か鳥が寄ってこない要因があるのだろう。

釣りをする人が一人

 赤い実をつける灌木があった。名前が分からないので、撮って後で調べることにする。画像検索すると、カナメモチと出てきた。

カナメモチ

 倉橋溜池から宇陀の方に行こうかと思ったが、遅くなると気温が下がるので、帰路についた。帰りは都祁の方を回って針テラスに寄ってきた。針テラスは盛況だった。レトロな道の駅だが、ここはツーリングの立ち寄り場所にもなっているので、名阪上野ドライブインのように閉鎖されることはないだろう。

針テラス

 まだ3時頃だったが、さすがに針のあたりは冷える。少し体を温めようと、帰りに天理の白川溜池のあたりを歩いた。白川溜池は以前冬場に訪れた時、オオバンの群れが占拠していてカモはほとんどいなかったのだが、今日はオオバンはほとんどおらず、カモらしき水鳥の群れがいる。岸から離れた所にいるので、私のデジカメのクリアに写る圏外だが、とりあえず撮ってみた。まず茶色っぽいのはホシハジロ。

ホシハジロ

 単独ですいすい泳ぎ、時おり潜っているのはカンムリカイツブリ。

カンムリカイツブリ

 それから、尾羽のあたりの感じが見慣れないカモがいた。茶色いのはメスだろうか。特徴のあるオスの方で画像検索すると、ヨシガモと出てきた。うちの近所では見ないが珍しい鳥ではないようだ。また一つ知識が増えた。

ヨシガモ