ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

紅葉2023 長岳寺

気候は冬に

 11月に入っても暖かい日が続いていたのが、やっと晩秋らしくなってきたと思ったら、今日は朝から一気に冬の気候になった。冷え込んで朝から雨も降っている。さすがに散歩に出る気も起らず、朝から昼過ぎまでずっと家にいたのだが、1時過ぎになって雨もやんできたので、紅葉を見に出かけることにした。

長岳寺

 去年一昨年と足を運んでいないところの紅葉を見ようと思い、行ったのが長岳寺。それほど広い境内ではないが、「日本紅葉の名所100選」にも入っているというからたいしたものだ。

 バイクで行ったのだがやはり寒い。2時頃の気温が7℃くらいだったようで、真冬並みの気温だ。

長岳寺

 山門を入って進むと、この寒さで雨が降りそうな気候なのに、訪れている人は多い。紅葉シーズンだということと、ちょうど仏画展「大地獄絵開帳」の期間内であったためのようだ。こちらの方は知らなかった。ちなみに、長岳寺は紅葉シーズンで仏画展の期間内でも拝観料は通常と同じ400円なのだった。

大地獄絵開帳

 境内に入る手前に鐘楼門という門があり、これは日本最古のものだという。手前の紅葉を前景に写真を撮ってみたが、ここはまだ色づき始めたばかりだった。

鐘楼門

 境内の紅葉の色づき具合は七分くらいだっただろうか。真っ赤に染まっている木もあったが、おおむね見頃まであと少しといった感じだった。

きれいに染まった木も

 ちなみに、「日本紅葉の名所100選」は2010年に主婦の友社が選定したもので、奈良県は吉野山と長岳寺の2箇所である。別の100選では、奈良県は奈良公園と談山神社が入っている。奈良県の紅葉名所は数多く、寺だけでも長谷寺、室生寺、正暦寺、朝護孫子寺あたりが思い浮かぶ。その中で長岳寺を全国100選の中に入れるのは、ちょっと持ち上げすぎのような気がしないでもない。

池を背景に

 「大地獄絵」は本堂の中で見ることができた。撮影はだめなので、写真を上げることはできないが、なかなかのものだった。公開期間中の土日の1時からの時間帯に、住職による絵解き説法が行われるとのことで、たまたま行った時間帯に聞くことができた。お話はたいへんおもしろいものだった。

本堂

大神神社

 本堂での説法を聞き終えたあたりから空がからりと晴れて青空になってきたので、ちょっと南へ進み大神神社まで足を延ばしてみた。そもそも大神神社は紅葉名所というわけでもないが、拝殿の手前にもみじがあった気がする。

 行って見ると、紅葉は進んでおらずまだ青葉だった。全体的に、秋に暑さが残ったせいで、紅葉は遅れ気味なのだろう。 

まだまだ青