紅葉シーズン
11月は紅葉シーズン。私は桜より断然紅葉が好きなので、休みの日は何か所か足を運ぶ。紅葉の見頃は場所によってかなり差があって、11月上旬から始まり、月末あたりがいちばんきれいだというところもある。
今日は木曜日で仕事休みの日。明日が祝日なので4連休になる。今日は奈良カエデの郷ひららに足を運んだ。去年は11月の10日頃に行ったので、1週間ほど早いが、山の方なので、紅葉が進んでいるかと思った。
今日は11月とは思えない陽気で、5月頃のような気候だ。バイクで桜井回りで宇陀の方に出て、道の駅宇陀路大宇陀にバイクを置き、宇陀松山の町を少し散策。肌寒い季節はここでちょっと歩いて体を温めてということもあるが、今日はその必要もないほど暖かかった。
奈良カエデ郷ひらら
ひとしきり町を散策し、今度はバイクで菟田野の方に向かう。目的地の奈良カエデの郷ひららは、4月末の春もみじの頃来たので、半年ぶりになる。紅葉シーズンにはにぎわうが、まだ見ごろには少し早いからか、人はそれほど多くなかった。
カエデ園の横の旧宇太小学校の校舎を歩く。ここは昭和にタイムスリップしたような雰囲気でなかなかいい。
これは廊下の職員室前に掲げられた「EXPO70」をモチーフにした作品。卒業記念の製作のようだ。高度成長期の象徴である大阪万博。1970年の卒業生としたら、私より少し上だがほぼ同世代だ。
校舎の裏側にカエデ園がある。1200種のカエデが栽培してあるというからすごいものだ。
カエデはほぼ色づいていたが、見ごろの少し手前という感じで、来週の土日あたりがいちばん赤く染まっているかもしれない。とはいえ、青葉から赤く染まりかかっている様子もいい。
様々な種類のカエデが色づく下を歩く。一口にカエデといっても色々な種類があることが分かる。
ここではすべての木の下にプレートが立っていて、カエデの品種名が分かるようになっている。いくつか紹介。まず、紅葉の王道を行くといった姿の真っ赤なカエデで「今熊野」。
葉が細い品種のカエデもあった。これは「PUNG KILL」。
ちょっとオレンジがかった明るい色に染まっているカエデで、名前はそのまま「ORANGE LEAF」。
かなり葉が大きいカエデで「神護寺」。
最後に赤い色がいちばんきれいだと思った「舞孔雀実生」。ところがあとで写真を見ると目で見た印象ほど美しく撮れていなかった。残念。
今日は暖かくきれいに青空が広がっていて、紅葉見物の滑り出しとしてはいい一日だった。