ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

紅葉2022 奈良カエデの郷ひらら ~ 其の二

カエデの郷ひららにて

 一昨日の続きです。

 カエデ園はなかなかのものだった。この日は平日だったのだが、人は結構訪れていた。年配の方が多かったが、学生に見える若い人も来ていた。

カエデ園の眺め

 カエデ園を出て、旧宇太小学校の校舎を少し歩いた。この木造校舎は、私が昔通っていた小学校を思い出させてくれる。ただ、その小学校は私の在校中に廃校となり新校舎に移ったので、1970年代で役目を終えたことになる。この校舎は2006年まで子どもが通っていたというからたいしたものだ。

旧宇太小学校の木造校舎

 この校舎の1階から2階に上ったところに古びたピアノが置いてある。この前来た時には気づかなかったが、ピアノに書かれた年代を見ると昭和二十年代に購入されたようだ。戦後間もない時期。

校舎2階に置かれたピアノ

平成榛原こどもの森公園へ

 奈良カエデの郷ひららからの帰り道、平成榛原子供のもり公園に寄った。この公園は、県内の紅葉の名所として知られている場所ではないが、去年訪れたとき、たいへん紅葉が美しかった。

 この日も駐車場のところに立っていたモミジバフウがきれいだった。カエデよりも葉がずっと大きいので、また違った趣がある。

色づくモミジバフウ

 公園の芝生の広場の周りにずっとカエデの木があり、その木々が去年はすべて真っ赤に染まっていて、すばらしかった。だが、今年は色づいた木もあるが、まだ紅葉の途中という木が目立った。去年は11月17日に来ている。1週間ほど早いだけだが、紅葉の具合が違うのだろう。

美しく色づいた木

まだ紅葉途中の木も

 また、山茶花もピンクの花をつけ始めていた。あちらこちらで山茶花が咲くようになると、季節は晩秋から初冬に移っていく。

山茶花の花も

 芝生の広場に立っているポールの上に、トンビが1羽とまっていた。珍しい鳥ではないが、私の家の近所ではあまり見かけない。トビと呼ぶと猛禽類ぽいが、トンビと呼ぶと少し軽い感じがする。「トンビが鷹を生む」ということわざがあるように、猛禽類の中でもちょっと低い扱いを受けているのだろう。

 子供のもり公園を少し散策していたら、日も傾いてきたので帰路についた。

トンビが1羽