信楽の紅葉など
一昨日の信楽の続きです。
陶芸館を出て、しばらく陶芸の森の中を散策。いつも行くのがいちばん高い場所にある星の広場。たいてい、だれかしら人がいるのだが、この日は誰も人の姿がなかった。空は朝からずっと曇り空で肌寒い。
広場の真ん中あたりにある赤い実がなった木に小さな鳥が群れている。エナガのようだ。デジカメで何枚か撮ってみたが、鳥は飛び回るのでうまく写ってくれない。かろうじてうしろ姿を1枚。
下の産業展示館のあたりまで行くと、紅葉が進んでいることがよく分かる。今の季節になると、新聞やネットに各地の紅葉だよりというものが出る。信楽はあまりその中に入っていないが、隠れた名所といっていいかもしれない。奈良県にも、そんな場所がいくつかある。
紅葉といえば、主にカエデのことをいうが、どの木もそれぞれ色づき方が違って美しい。産業展示館の横に立っていた木。黄色っぽい茶色に明るく色づいていて、緑の実をつけている。横にプレートがあり、ラクウショウ(ヌマスギ)という木の名前が記されていた。
玉桂寺
陶芸の森を出て、帰り道に寄ったのが玉桂寺。ここも人の姿がなく、しんとしていた。その中で、不動明王がひときわ威厳を示して立っている。
不動明王の向こうに並んでいるのは、無数の水子地蔵。よく見るとひとつひとつ身にまとっているものが違うのが、魂を持っているように感じさせる。
玉桂寺を出て、帰路についた。