秋も深まって
土曜日の朝。10月も終わりになると、そろそろ晩秋に近づいた感じがする。朝の散歩も、日の出の時間とともに、家を出る時間がだんだん遅くなってくる。散歩コースの畑のミカンの実も、さらに色づいてきた。
貯水池横のアサガオはまだ元気に咲いている。セイタカアワダチソウとアサガオの色の取り合わせも結構いい。
信楽へ
今日は信楽まで足を延ばした。信楽は好きな場所で、ここのところ年に2回、初夏と秋が深まった頃に出かけている。今年は7月から、陶芸の森の陶芸館で、「岡本太郎アートの夢」という特別展をやっている。Part1とPart2の2回に分けて催されており、P2回目がちょうど今なので、行ってみようという気になった。
いつも通り、バイクで和束を通って行く。和束から信楽までの道は車の通行量も少なく快適だが、かなり寒い。気温が低いためか、湯船森林公園のあたりでは、かなり紅葉が進んでいた。
信楽に着き、少し歩いて体を温めようと、駅前の駐輪場にバイクを置き、町を歩いた。駅前の大きなタヌキの置物は健在。コロナが流行していた時期はマスクを着けていたが、今はマスクは外している。今日はハロウィンバージョンのいでたちだった。
信楽の町は、いかにも陶芸の町といった感じで、いたるところに陶器の店があり、置物が店の前に惜しげもなく並べられている。
40分ほど町を散策した。どこへ行くというわけでもないが、裏通りを時間の制約もなく自由にぶらぶらするのがいい。ある程度体が温まったところで切り上げて、バイクで陶芸の森の方に向かった。
陶芸の森
陶芸の森は、特別な大きな催しがある休日は人でいっぱいになるのだが、今日はそれほど人も多くなく、のんびりした雰囲気だった。ここもそろそろ紅葉が始まっている。全体的に、色づき始めから見頃に向かっているといったところだろうか。奈良では紅葉はまだだが、信楽は秋が深まると朝がかなり冷え込む土地なので、色づくのが早いのだろう。
陶芸館に向かった。私はもともと芸術には縁のない人間なのだが、一昨年、この陶芸の森の産業展示館で「岡本太郎と信楽展」という企画をやっていて、「岡本太郎へのオマージュ」として、いろいろな陶芸作家たちのの作品が展示してあったのがおもしろかったので、見てみようという気になった。
入場料700円(JAF割引1割)を受付で払って入館。岡本太郎はやきものによるパブリックアートの作品もあり、信楽でも作品を製作しているという。展示はよかった。岡本太郎の作品はもちろんだが、横尾忠則の作品が2点展示してあり、すばらしいものだった。
それから、「21世紀のフィキュアの世界-新しいアートの息吹」という展示もあり、その方面にはまったく知識のない私だったが、なかなかおもしろかった。こちらの作品は、撮影可だったので、2点ほど紹介。
☆其の二に続く!