季節の花
土曜日の朝。初夏のいちばんいい気候もそろそろ終わりで、来週初めは台風の雨で、梅雨入りも近づいてくる。いつも通り6時前から朝の散歩に出かけた。町の中から城跡の方を回るというコース。このコースにある公園の遊具がある場所では、休日の昼間は子供を遊ばせている母親が何人かいる。ブランコ、すべり台、シーソー、ジャングルジム、砂場が緑の中にうまく配置された公園。
公園の桜の木になっていたサクランボが、赤から黒っぽい色に変化していた。
今の季節の花といえば、サツキツツジ。植え込みが一面ピンクに染まっている。ヒラドツツジからひと月ほど起きれて咲く。花も葉もヒラドツツジより小ぶりだが、開花の勢いは負けていない。
オオキンケイギクも今の季節。空き地に繁茂している。特定外来生物として駆除されたりもしているが、もともとは観賞用に輸入されたものなので、人間は勝手なものだ。花自体はきれいな黄色をしている。
信楽へ
天気がいいのでちょっと遠出してみようと、信楽まで足を延ばすことにした。ここ2年、信楽には初夏と紅葉の頃に足を運んでいるが、いちばんいい季節なのだ。
信楽へは、バイクで加茂から和束を抜けて行く。和束からの道は交通量が少なく、午前中で、暑すぎず風を受けて快適だ。信楽では、まず陶芸の森に向かった。
ここは信楽の観光拠点の一つで、陶器のテーマパークといったといった場所だが、緑が多く自然も美しい。まず目に入ったのがピンクのセイヨウシャクナゲの大きな花。少し盛りは過ぎているようだったが華やかに咲いていた。
野鳥の鳴き声も聞こえる。梢でしきりにさえずっている鳥がいる。これは去年名前を覚えたホオジロか。
木の幹を叩いているコゲラもいた。これも1枚。
下の駐車場から階段を上がって陶芸館へ。ここでは「湯呑茶碗(全国湯呑茶碗づくし)」という企画展をやっていた。ちょっとのぞいてみようと入場料を払って入館。北から南まで日本全国の湯呑茶碗が地域別に数多く展示され、解説もしっかりとつけられていて、なかなか充実した展示だった。撮影は不可だったので写真はなし。下の写真は展示場前のパネル。
ギャラリーでは、「秋永邦洋・竹内鉱三-Reunion展」の作品が展示してあった。これは撮影可だったので1枚。
陶芸館を出て、いちばん上にある星の広場に。ここは見晴らしのいい場所で、大型の屋外展示作品が並んでいて、景観がよく風も心地よい。今日は誰もいなかったので、のんびりと風景を味わったのだった。
下の産業展示館は、各社の信楽焼作品が展示され、販売もしている。どちらかといえば商業ベースのものだが、無料で見られる展示もやっている。今日やっていたのは信楽焼ビアカップ展。私はアルコールがだめなのでビアカップには縁がないが。
産業展示館横の太陽の広場という芝生広場のあたりにも屋外展示作品が点在している。今日は人も多すぎず、のんびりと散策できた。