土曜の朝
土曜の朝。この週末は気温が低く、一気に寒くなるらしい。朝の散歩はいつもの田畑の中の道。近くに保育所があり、もちろん散歩は早朝なのでまだ始まっていないのだが、小さな運動場に万国旗が張られ、テントが一つ立てられていた。運動会の準備だろうか。
道の脇の畑にミカンの木があって、実がかなり色づいている。これもいつの間にかといった感じ。柑橘類は種類が多いので何ミカンかは分からない。
あちらこちらの空き地がセイタカアワダチソウでいっぱいになってきているが、中に柿の実がのぞいているところもある。妙な取り合わせ。
奈良公園を歩く
今日は朝から若草山に登るつもりで、奈良公園の方に出かけた。若草山には7月に少し登ったのだが、暑い季節だったので三重目まである中の一重目で引き返してきた。その時、涼しい季節になったら上の方まで登ってみようと思っていたのだった。
JR奈良駅から三条通りを東に進んで、興福寺の横を通って奈良公園に入るのはいつものルートだ。猿沢池もいつもの風景。
奈良公園にはいつも通り、鹿がうようよいる。今の時期はちょうど鹿の発情期で、ピイーというような高い声があちらこちらから聞こえる。角切りを終えた後なので、牡鹿には角がない。夏場に比べて特に牡鹿は冬毛がぼさぼさと体を覆っている感じになって、あまりきれいではない。ちょっと牛に似た感じがする。
国立博物館の横の小さな池に鹿が入っていて、水草を食べていた。この光景は確か7月に来た時も見た。
東大寺の南大門のあたりまで来ると、まだ朝の9時頃なのに人がたくさんいる。外国からの観光客も多い。
ところで、奈良は観光名所が多い土地だが、宿泊施設の客室数ランキングではなんと全国で最下位なのだった。これは驚きの数字だが、観光戦略としては何とかしたいところだろう。
南大門をくぐると東大寺大仏殿の前に出る。横の鏡池の周りの木々の葉も、色づきかけていた。
大仏殿の前からまた東の方に登っていき、手向山八幡宮を横に見て進んでいくと、若草山のふもとになる。
若草山のあたりまでくると、さすがに観光客の姿は少ない。入山のゲートが2つあるが、7月に来た時と同じ南ゲートから入山した。
☆若草山編に続く